ラディカル・イノベーションの潮流は、技術面でのエレクトロニクス、インターネット、バイオテクノロジー、新素材、宇宙、その他の新技術を基礎にしてますます激しくなっている。これは、市場面における全く新しい変化、すなわち市場の「個客化」、新タイプの労働力の出現、グローバリゼーションの急展開、少子化と高齢化の加速、その他の新たな激変への対応の問題を内容として、ますます大きなものとなっている。現在要請されているイノベーションとは、これまでのレールの上での変革ではなく、技術的・市場的に新しく異なったレールの敷設であり、今求められている企業家は、飛躍的発展型の企業家である。
20人の女性民俗学者が従来のフィンランドの民俗学的研究を女性の視角であらたな分析をこころみた。フィンランド女性の社会進出の秘訣を知る格好の素材である。
ウィンはカジノの考え方を根本的に変えた天才として、アメリカでは非常によく知られている。なぜなら、アメリカのカジノ産業は、ウィンの活躍によって爆発的に成長したからだ。巧みに演出されたウィンの表向きの顔は、合法化されたカジノ・ビジネスの最大の貢献者であり、それは「マフィアとは無縁の近代的カジノを経営する大学出身のハンサムな企業家」というイメージにほかならない。問題は、それが虚構にすぎないということだ。本書は、表向きの顔とは全く違うウィンの素顔を暴露している。それは、ウィンがひた隠しにしてきた過去の真実にほかならないのである。
ラスタファリズムを作った幻の男、レナード・ハウエルの全容が今、あきらかに。ヒナクル共同体の跡地、キングストンのゲットー、ニューヨークのハーレム、ハウエルの墓、関係者への多数のインタビュー…著者が自らの足で調べ上げたヴィヴィッドなルポルタージュ。
少子高齢化によるライフスタイルの変容が顕著な日本では、とりわけシニア層の「住み替え」率が高まる方向にある。そこで著者は、居住用資産である持家を原資としたリバースモーゲージ制度の普及を目指し、その先駆的なアメリカと日本両国の住宅市場を中心に調査・検討を行なっている。本書では、主に日本の戸建住宅(持家)の資産価値の安定性・継続性や市場循環性について論及するとともに、住宅市場や金融証券市場、そして税法や建設関連法などの視角から学際的に検討している。
味、量ともに大満足、そして身体のためにも爽快なフレンチがあったなら…。本書は自然豊かな軽井沢でフレンチレストラン「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」を営む田村良雄シェフが、シニアの健康を考えた低カロリーで栄養バランスのとれた美味しい料理を紹介する。巻頭には脂肪分を極力控えた軽い口当たりのソースを併載。フレンチには、スープやムース、ピューレなどのように、嚥下しやすく消化がよい、機能性に優れた手法が多数ある。この手法は、フレンチだけでなくすべての料理に応用していただきたい。
女性自身の「“わたし”の人生」という長いタームのなかで、長期にわたる雇用形態であるパートタイマーを、生活に密着したスーパーで働く中高年女性に焦点を当て、その現状を聞き取り調査に基づき分析した実証的研究。
企業はどのようにして誕生し、成長・成熟し、衰退・退出、あるいは再生していくのか。主として日本の中小企業を対象に、企業のライフサイクルを経済学的に分析する。
エピソードで読むから面白い。肖像画、写真や図版などビジュアルで見てわかる。人物を知れば歴史はもっと面白い!乱世を生きた1000人の素顔。
司法臨床現場からの緊急報告。近年注目を集める広汎性発達障害患者の責任能力にまで論及。裁判員制度の時代における精神鑑定の問題点を明らかにした画期的論考。
ハンチントン論文「文明の衝突」を、いかにすれば「文明の対話・交流」に変えることができるか。21世紀には国際問題の解決は国家まかせではなく、国民1人ひとりがグローバル市民社会に参画し、「個人の国際化」を図っていく時代なのだ-その道筋を具体的に総合的に提案する。
本書は薬事法の全文第1条から89条までを、医薬品の開発から使用まで、医薬品のライフサイクルに応じて並べ替え、それぞれの段階でどのような規制が行われているのか、頭に入りやすいように工夫してみました。平成8年に行われた大改正ももれなく網羅しました。