『めぐろのさんま』は、世情にうとい殿様のトンチンカンを笑う話なんである。
『中ノ澤高校一の天然非常識』と名高いバレー部次期エース・神奈木辰巳の手綱を取れる、唯一の人物として学校中に知られてしまった千堂一真。おまけに神奈木から、無理やり一方的に約束させられた『ご褒美』を一真がさっくり無視したせいで、神奈木の執着はますます激しくなってしまう。そしてバレー部の幹部に、一真がマネージャーにスカウトされているところを目撃した神奈木は…。
時間がたってもおいしさそのまま!くり返し作りたくなる便利おかずが大充実!定番のお弁当おかずのおいしい作り方がわかる!アレンジ、バリエレシピも満載!
私はこの手で、どこまでいけるのかなー。夕陽ノ丘高校「エステ科」2年園部友麻の毎日は、なんだかとっても波乱万丈。美容科・看護科・調理科など職業に関わる学科が揃う「仕事を学ぶための高校」で、疲れたお母さんを癒すためエステティシャンを目指す友麻。実家が離島で寮暮らし、家は貧乏で、肝心のお母さんは行方不明でも、楽しい学園生活を満喫中!世間の価値観に振り回されず、素の自分のままで問題にぶつかっていく彼女がたどりついた場所とはー。オタク、ツンデレ、ギャル、ジコチュー…すべての青春を肯定する成長物語。
夏休み。鉄道好きで“スーパーおおぞら”に憧れる僕は、ある日出会った男性に小樽の鉄道博物館へ連れて行ってもらえることに。最高の夏になると信じていたのに、こんな大ごとになるなんてー。生活安全課の小島百合は、老舗店で万引きした男子小学生を補導した。署に連れて行くも少年に逃げられてしまう。一方、刑事課の佐伯宏一は園芸店窃盗犯を追っていた。盗まれたのは爆薬の材料にもなる化学肥料の袋。二つの事件は交錯し、思わぬ方向へ動き出す。北海道警察シリーズ第八弾。
胆が小さくて使い捨てのおもちゃで遊べなかった子供時代。誰かが才能を見いだしてくれると待っていたけれど自分で動かないと何も始まらないと悟った青春時代。そして、スターバックスがお洒落すぎて注文時に緊張してしまう今。いつも理想の自分までは少し遠いけれど、愛しい。ユーモアたっぷりのエッセイ集。
「ママ、あのね」ロラは、すてきなことばをママにいおうとしました。でも、ママはパタパタおおいそがし。「あとでね」ロラは、すてきなことばをあげるひとをさがしますが…。やさしい気持ちをつたえる、あたたかな読後感が広がる絵本。
甲子園優勝から二〇年目の夏ー松平孝太郎率いる弱小高校野球部ではふたごの新入生が活躍している。その姿に懐かしいあの兄弟が重なる。上杉達也と和也。孝太郎がふたりの投球を受けた青春の日、浅倉南もそこにいたー。あだち充原作の『タッチ』が初めて小説に。数々の名シーンはもちろんのこと、コミックには描かれていない隠れたエピソードも盛りだくさん。『タッチ』ファン必読、二〇〇五年秋公開の映画「タッチ」の感動もさらに広がる究極のサイドストーリー。あの不朽の名作が青春グラフィティ・ノヴェルとなってあらたに甦る。