ひも理論とインフレーション理論が結びついた驚愕の宇宙像。無数の種類の宇宙が無限回出現する。
飼い主にすてられ、のら犬となった子犬。やがて、やさしい家族にひろわれマルと名づけられますが、幸せな日々は、そう長くはつづきませんでした…。多くの危機をのりこえ、たくましく成長していくのら犬マルのすがたを、動物文学の第一人者が愛情をこめて描いた感動作。
アニメから派生したインターネット・ラジオ『うたわれるものらじお』で、まさに冗談から始まった鼻歌が奇跡のCD化。しかも『オリコン』チャート初登場10位の快挙を成し遂げた。豪華声優陣もゲスト参加したファン必聴の一曲。しかもカップリング「ひげ独身のテーマ」が切なくて笑える絶品。
日本家屋固有の表具である「ふすま」は、単なる間仕切りの役割を超えて日本人の世界観や自然観を体現してきた。経師・表具師の家庭で育ち、西洋でデザインを学んだ周太郎が、「ふすま」を日本文化の原風景と位置付ける。表具師として数多くの日本建築に携わった父・一太郎との、類い希なる対談を併録。
ミステリ、SF、ホラー、講談…。奇才・芦辺拓が贈るひとり雑誌。レトロでシュール、スリリングでミステリアス、奇想天外な芦辺世界。
友だちって、クラスに一人か二人はいるもんだけど、あたしにはいなかった。先生にもきらわれてたー。実在の少女・典子の告白をもとに描く、「いじめ」とたたかった女子中学生と不思議な猫たちの物語。
ヨーロッパに古くから語りつがれてきた、悪がしこいきつねライネケの物語。ライオン王の御前で、狼、うさぎ、にわとりなど、動物たちがつぎつぎにきつねの悪行をうったえる。言葉たくみに王をだまし、死刑をのがれたライネケは…。
そそっかしくて好奇心旺盛なパディントンが、今回もあっちこっちで騒動を巻き起こします。ミシンでズボンを直せば見るも無残な結果に。フェスティバル会場では、いつのまにか筋肉隆々男と対決することに。はりきって出かけた舞踏会でも…。とびきり愉快なお話が7つそろった、シリーズ第9巻。小学校中級以上。
“しめ切りぎわのペテン師”の異名をとる、SF作家の火浦ーじゃなかったー壬生マコトは、堪忍袋の緒が切れた出版社からホテルにカンヅメにされてしまう。しかし、そこでも逃げだす算段ばかり考えていたマコトは、ひょんなことからホテル内で起きた殺人事件の容疑者にされてしまい…!?読者を呆然とさせた「雑誌版」と、それに加筆・修正した文庫版にさらに加筆・修正した「補完版」を収録した、一粒で二度おいしいマニアな一冊。
えー、この秋、私のDVD全集なるものが出てしまいました。東京の三宅坂でやっている「落語研究会」という会があって、そこでの私の口演が映像になって残ってるんです。それをDVDにして、その上、本まで作って…とまぁ、大層立派なシロモノです。ところがその中にセリフの、つまりこの文庫のような本はついてるの?ときいたら「ついていません」と言う。「できないの?」と言ったら、「やります」ってんで「それじゃ作って」というのが、この本のできたきっかけです(本書・前口上より)。
ひとり暮らしの家事のこと、一冊で丸わかり。