あらゆる物語が糸になり、銀のらせんを描いて地球をとりまいている「神話層」。現実の世界と「神話層」を縦横にかけめぐる少女ハレーの大冒険ファンタジー。
小笠原真備はお人よしな性格のせいで中々成績が上がらない生命保険の営業マン。だがその正体は武蔵野を中心に人知れず悪霊調伏をする、稀代の天才陰陽師だ。真備は上司・前橋のマネージャー査定が危ういと聞き、気合を入れて営業に励む。早速、真備は以前、生霊化から救った桜子の紹介で、保険を見直したいという平山家を訪れる。保険契約についてはスムーズに話が進んだが、ある霊能者の話題になった途端、桜子が体調を崩す。実は平山夫人は邪教霊に取り憑かれかけていてー!?
応仁の乱中、東西両軍の道筋となった京近郊の村々は、動員されるばかりでなく、自らの意志で村の命運をかけ「村の武力」を行使していった。彼らはどのように情報をつかみ行動したのか。応仁の乱を在地の視点から捉え直す。
大好評の『アリババと40人の盗賊』につづく、馬場のぼるのアラビアンナイトの世界、第2弾です。怪しい男の導きで、不思議な地下室からランプを持ちだした少年アラジン。そのランプは、なんと、こすれば巨大な魔物が現れて、何でもその人の願いをかなえてくれる魔法のランプなのでした。貧しかったアラジンは、このランプの魔物の力を借りて、美しいバドルルブドール姫と結婚することになりますが。漢字を多用し(総ルビ)テンポよく進む、大人も子どもも楽しめる本。
受話器の向こうから聞こえてきたのは、12年間、レイチェルがかたときも忘れたことのない声だった。「トリスという名前に心あたりがありますか?」トリスー豪華客船の旅で惹かれ合い、愛を誓ったのに、消息が知れなくなった大富豪の御曹司。成就しなかった恋。弄ばれたという現実を受けいれるのにどれほど時間がかかったか。つきまとう過去の痛みは、いまなお胸の奥でくすぶっている…。だがトリスは、レイチェルを捨てたくて捨てたわけではなかった。あのあと事故で彼女の記憶のすべてを失っていたのだ。
真夏の札幌で、爆薬材料の窃盗事件。爆弾製造?誰が、何を爆破する?タイムリミット迫る命懸けの任務!チーム佐伯が警官の覚悟を見せる!大ベストセラー警察小説。
橋の向こうの島にすてられたボンは、2匹ののら犬、たくさんの人びとと出会う…犬と人のつながりを考え、人が動物を飼うことの責任を問いかける絵本。