中世のとある東洋の大国。皇帝の側室が住む後宮を舞台にしたミステリー。主人公は花街で薬師をやっている少女・猫猫。薬採りに森へ入ったときに人さらいにあい、後宮に売り飛ばされて下女として働くことに。あるとき、猫猫は、持ち前の好奇心と知識欲に突き動かされ、後宮で生まれる赤ん坊の連続死をこっそり解決する。それを見抜いた美形の宦官・壬氏は、猫猫を皇帝の寵妃の侍女に抜擢する…「毒見役」として。
うさぎを飼うことになったら、約束してほしいことがあります。それは、うさぎを家族の一員として、最後までずっと可愛がってあげることです。やさしく話しかけたり、さわってあげながら、うさぎの様子を毎日よく観察しましょう。そして、うさぎが困っていることにすぐに気づいてあげられる、うさぎのお兄さん、お姉さんになってあげてください。
長いシッポと、背中の5本線がチャームポイントのシマリスは、とってもやんちゃで元気のいい動物です。だから、おうちに迎える前には、いろいろな準備も必要です。シマリスが楽しく暮らせるおうちの準備。
松たか子の初めてのフォト・エッセイ集。舞台の上で、日々の暮らしの中で感じる喜び、揺れる思い、孤独…。素直に、自らの言葉で、心のうちを書き綴る。共演者のポートレートなど、本人撮影の写真も約90点収録。「松たか子」のコアを感じとれる一冊。
上嶋鬼貫(1661-1738)は、「東の芭蕉、西の鬼貫」と並び称された元禄期の俳人。『鬼貫句選』上巻には、炭太祇が精選した鬼貫の発句三百五十余句を収める。下巻には、自宅内で禁足しながら書かれた東海道の旅日記「禁足旅記」を収録。『独ごと』は、「まことの外に俳諧なし」で知られる鬼貫の俳論・随筆の集大成である。
いい加減で、破局を迎えて、出直しやがれ!-不世出の剣豪眠狂四郎の産みの親、柴田錬三郎の鋭くも自己に誠実な視線が、円月殺法の如く、皮相な世間を斬る!何者にも頼むことのない矜持と覚悟の横溢する、エッセイ二十二篇。
日々の中にある、ささやかで小さくてあたりまえのような、大切なこと。それはみんな、人間らしくて愛おしい。
「私のエッセーは炉辺の談話のごときものにすぎない。さほど大声には語らず、その場かぎりで消えるのが建前である」と記している著者による、初めてのエッセイ集。惹かれてやまない歴史上の人物、そこから湧き出てくる創作への意欲、故郷庄内の風土や人々への思いが濃密に凝縮された、藤沢ファン必読の一冊。