自称「一匹猫」氏の折り折りの記。性別・男性/年齢・55歳位/住まい・宮崎市/職業・社会保険労務士。家庭で、市井で、職場でのさまざまな出あい。あたたかく、ちょっぴりほろ苦く、そして鋭くー。ユーモアとウィットに富んだ魅力のエッセイ集。
今年1月、37歳で急逝した個性派ヴォーカリスト“どんと”。彼の音楽家としてのキャリアを網羅したレーベルの枠を超えて選曲されたコンプリート・アンソロジー。未発表音源も収録されている。
秘蔵写真でつづる天才画家の素顔!驚異的な記憶力、超がつくほど几帳面、オシャレで負けず嫌い…家族だけが知る本当の山下清。
16年に及ぶシドニーでの生活を終え、帰国した著者が見た日本はー。一市民の視点でとらえた両国の文化や慣習への率直な同意と問いかけ。そこにあるのは2つのふるさとと家族、仲間そして自然への温かく深いLove。
男と女、善と悪、裁く者と裁かれる者…その切なくも哀しい人間の実相に法と慈眼で迫り続けたヤメ検弁護士の半生記。
日常生活で感じた、あんなこと、こんなこと。ちょっと視点を変えてみれば、毎日がまったく別のものに思えてくるはず。何気ない出来事をほのぼのとした筆致で綴った、心温まるエッセイ集。
「親父、一度山小屋に泊まってみたいな」かつて“お父さん”と呼んでいた息子は今や私を“親父”と呼ぶまでに成長した。家族、友人との温かな交流を深めながら、10年にわたり登った山々が今詩情豊かに描き出される。
言葉や動作で感情表現の出来る動物たちに対して、植物たちは「もの言わぬ草木」などと称されていますが、本当にそうでしょうか。本書では野の草や花たちに、ふだん思っていることを「もの言って」いただきました。ボソボソつぶやくタイプ、ハキハキ主張するタイプ、優しくささやくタイプなど、植物たちにも様々な個性があります。植物たちの名前は先人たちが名付けたものですが、その根拠は様々です。そこで本書では、植物さん本人に自分たちの思いを語ってもらいましたので、独り言、自己紹介と受け止められて、ちょっと耳をお貸し下さい。
「(勝小吉は)42歳になった天保14年におのれの放埓な一代のことを『夢酔独言』と題して、書いて残した。この時代の武士になかなかないことで実に率直に、無邪気な程度に隠すことのない自伝である」と大仏次郎が評した表題作に、『平子龍先生遺事』を収録。江戸時代の庶民の声が蘇える。