オレ会社辞めた。漁師になるんだ。渋谷で脱サラ、そして能登の日本海へ。そこには寡黙であたたかい人々がいて、なによりパノラマに広がる海があった。若き新米漁師の汗まみれ修業の日々。
大好きな人とのんびり過ごすとき。仕事中にホッとひと息。イヤなことがあっても、本を開けば、ほら、にっこり。とにかく眠ろう。そしたらなにか、よくなっているはずだから。がんばるあなたの心に、氷の世界からの贈り物。
「自分の性格は自分が一番分かっているようで実は全然分かっていない」という事実に、ほとんどの人が気づいていません。「自分とは一体どういう生き方をしているのか?」ということを客観的に見つめ直す一つの手がかりとして、おしゃまな子犬の声に耳を傾けてみてはいかがですか?子犬が教えてくれる最も利口で最も愚かな人間という動物のための幸福論。
何度も挫折した。でもそのたびに夢は近づいていた。世界で活躍する田中トシオの画文集第二弾。
小説ー北の国の診療所を舞台にしたおかしなおかしな人間模様。エッセイー飾らない文章で綴る開業医よもやま話。戯曲ー葛西善蔵の民話をコメディタッチで仕上げた「雪をんな」。自称田舎医者兼劇作家のクリエイティブ・ワーク。
日々の生活を流してしまわないよう、心に思い浮かんだことや日常に起こることを、時にエッセイのように、また時には詩のようにして綴った心地よい作品。
わたくしの場合は戯作風刺だから「悪は悪だ!」と正面から斬りかかるのがこっぱずかしい。その代わり、権力の滑稽ぶざまを演じて笑ってしまおうと考えた。TBSラジオ『荒川強啓デイ・キャッチ!』で放送された最強のトークが、ついに単行本化。
本書には、障害を持った武郎君の日常が綴られている。様々な困難に立ち向かい、克服し、おとなになってゆく様子が描かれている。なにげない日常にすばらしい発見があったり、感動があったりー生きることってすばらしいことだと再発見できる一冊。
「知られたくないんだろ?長い長い片思い」切れ者と評判の菱田友也が思いがけず片恋の相手・牧野卓巳と同居をすることになった日、幸せとともに禍もやってきた。牧野の弟・悦巳だ。兄貴への想いをばらされたくなければ、オレもここに住ませろ、そんな脅しに渋々始まった奇妙な共同生活だが、強引に迫るかと思えば、思いがけない優しさをみせる悦巳に菱田の心は乱されっぱなし。いつしか悦巳の熱い視線に菱田の心は惹かれていてー。
常に鋭い感性で、身の回りの人々や小動物に愛情をそそぎ、背筋をピンと伸ばして人生に立ち向かう『八十路』のエッセイ集。
題材を日常に求めつつ、時にはしんみりと、時には思わず苦笑を伴い主婦の視点から垣間見た家族、自身、世相を描いた短歌&エッセイ集。