衝撃の美しさ
ジョスカン・デ・プレの作品を各パート2名による歌唱で
ジョスカンは15〜16世紀を代表する作曲家であり、世俗曲と宗教曲の両方でヨーロッパ中に名を馳せました。これは、世俗曲と宗教曲を交互にプログラムした1枚です。どちらにも共通しているのは、ジョスカンの多声音楽作曲の天賦の才に満ちていること。さらに、ひとつの作品(『Preter rerum seriem(この世の秩序を超えて)』)を除いてすべてフリギア旋法(あるいはホ調)のものであることも、ディスクに一貫性をもたらしています。
声楽アンサンブル「リ・アンジェリ・ジュネーヴ」はここで、各パート2名という編成で研ぎ澄まされた美しさの演奏を展開しています。指揮のマクラウドはバス・パートを歌いながらの指揮。ジョスカンの音楽の深く感動的な面が存分に引き出されており、聴き手は、親密かつ瞑想的な静謐の世界にどっぷり浸かることができます。(輸入元情報)
【収録情報】
ジョスカン・デ・プレ:
1. ミサ『Malheur me bat(不運が私を打ち)』よりキリエ
2. Douleur me bat(悲しみが私を打ち)
3. ミサ『Malheur me bat(不運が私を打ち)』よりグローリア
4. Nymphes des bois(森の妖精)〜オケゲムの死に
5. ミサ『Malheur me bat(不運が私を打ち)』よりクレド
6. 主よ、われをあわれみたまえ
7. ミサ『Malheur me bat(不運が私を打ち)』よりサンクトゥス
8. 千々の悲しみ(Mille regretz)
9. ミサ『Malheur me bat(不運が私を打ち)』よりアニュス・デイ
10. Preter rerum seriem(この世の秩序を超えて)
リ・アンジェリ・ジュネーヴ(声楽アンサンブル)
ステファン・マクラウド(指揮)
録音時期:2023年1月
録音場所:スイス
録音方式:ステレオ(デジタル)
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こんな寂しい終わり方が来るとは思わなかったー妻を看取ったあと、探し求めた終の住処には、海の見える風景があった。書き下ろしエッセイ、三十篇。
発達障害=神経発達症。脳神経内科医が「こころの解剖学」を使って発達障害を解明し、新たな診断・治療システムの構築を宣言する。
恋部、歌々の諸相。源氏物語をはじめ多くの古物語から採歌して、虚と実の境に多彩な文芸世界を展開。本巻では恋三・四・五を収める。
立花家のオメガ三兄弟の長男・芹と番のアルファ・尚史は、出会った瞬間に惹かれ合い、尚史が芹を無理やり抱いたことで関係が始まった。だが、普段の尚史は別人のように優しい男で…。あの日の獰猛で、危険な匂いがした尚史と、今の穏やかな彼は、どちらが本物なのかー?それは、弟夫婦に勧められた『長期巣ごもりプラン』で明らかになる。二人きりの密室で、本性を現した野獣な男と、愛に溺れる一週間。
初めて出逢った幼き日から、互いに誰より心を許してきた親友で幼友達のアーサーとリシャール。二人は互いに、アーサーがノーザンヒールの世継ぎの王太子、リシャールが隣国フェルマスからの人質皇子という立場だった。幼い頃は世間や国の事情など関係なく共に過ごしていたが、年を重ね、その立場を実感させられたリシャールは、その責務を果たさねばならなくなっていた。それは人質として、ノーザンヒールの国王陛下に乞われるまま、その身体を捧げること。美しく成長したリシャールと、正義感に溢れ臣下の期待もあついアーサー。二人は互いを想いながらも、すれ違うようになり…?
大国・ノーザンヒール世継ぎの王太子・アーサーと、人質として献上された隣国フェルマスの皇子・リシャール。二人は立場を越え、幼いころから互いに心惹かれ合う、唯一無二の存在だった。しかし、美しく成長したリシャールは、人質としてノーザンヒール国王に乞われるまま、その身体を捧げることに。結ばれることは叶わないと分かりながら互いへの惹かれる心を止められずにいたものの、絶望を味わったリシヤールと、国を正しく導こうと成長するアーサー、二人の運命は擦れ違い、ついに反逆の時が訪れ…?
風船=気球伝来説の真相。1783年、フランスで気球が発明され人間が初めて空を飛んだ。そのビッグニュースはオランダ船で長崎へ、そして江戸まで届けられた。その後、ロシア使節の一員が長崎で熱気球を揚げた。その熱気球=風船が、なぜ秋田県の山中に伝わっているのか。伝来の謎を数々のエピソードを交えて読み解く。
野や路傍に佇む石仏に、じっと手を合わす人を各地で見かける。この姿は、本当に美しい。ひと時の安らぎを与えてくれる。庶民の信仰が、生き生きとつながる様を、石仏愛好家が自らの目と足で辿った石仏讃歌。
スカンジナビアン・ウッド
村上春樹の「ノルウェーの森」に触発されて生まれたこのアルバムは、スカンジナビアの作曲家によるクラリネットの作品を取り上げています。ゲーゼは当時最も重要なデンマークの作曲家でその作品は北欧の色彩と表現を帯びたロマン派の素晴らしいものに仕上がっています。その他にも、現在では忘れられてしまいましたが、改めて評価されるに値する名曲の数々が収録されており、「スカンジナビアの森」へ聴衆を誘います。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ニルス・ゲーゼ:幻想小曲 Op.43(ウィリアム・ハンセン編)
2. ヴィリアム・セイメル:組曲 Op.8
3. ヨハン・クヴァンダール:ファンタジア Op.32(クラリネット版)
4. エルランド・フォン・コック:モノローグ第3番
5. アルフレド・アンデシェン=ヴィンガル:演奏会用小品 Op.23
6. アウグスト・ヴィンディング:3つの幻想小曲 Op.19
チェン・フウ・ジエ(クラリネット)
アルビン・アクセルソン(ピアノ)
録音時期:2023年4月10,20日
録音方式:ステレオ(デジタル)
世界初録音(5)
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晴雨は写真家に撮影を依頼し、自らの絵の世界に通ずるような責め写真を発表した。そこにはたしかに、晴雨の美学を垣間見ることができる。晴雨は、写真撮影の目的を「研究」という言葉で説くことがあった。責め苦により、肢体はいかなる蠢きを繰り広げるのか、表情の豹変ぶりはどうなのか、飽かず求め続けたのだろう。ときに黒髪に妖気をこめて、恐るべき形相を投げ返してくるその姿には、晴雨の得意とした幽霊画の、身も凍るような霊界の女のイメージも重なってこよう。風俗資料館が所蔵する、貴重な資料!
誰もが知る「忠臣蔵」を、奇譚の名手・山田風太郎が読み解いた!深夜、謎の黒頭巾達に拉致される吉良上野介。目撃した娘が尾行した先には、思いがけぬ因縁劇が展開されー(「行燈浮世之介」)。「殿、御刃傷。-」突如起きた一大事を国元に伝える早駕籠が出発した。それと同時に江戸家老一派も密書を送り出した。早駕籠に先んじて赤穂に連絡を付けねばならない、場合によっては妨害してでもー(「赤穂飛脚」)。など七篇、奇想天外、そんなまさか…それでも「ひょっとしたら」と思わせる、「異説・忠臣蔵」!!
西洋建築?でもどこか風変わり。訪れる人を惹きつけてやまない和洋折衷でレトロな建物、「擬洋風建築」がもつ魅力を徹底解剖。全国の擬洋風建築47件とその歴史・みどころを解説。