『エジプトの謎:第一のトンネル』に続く第2弾登場。物語の始まりは、5万年ほど前に建造されたと思われる、ルーマニア・スフィンクスの地下に存在する秘密のチャンバー(部屋)。あるときはタイムトラベル装置、またあるときはホログラフィー投影室になるこの部屋には、謎めいた3つの入り口とトンネルが示されていた。トンネルはそれぞれ「地球の深部」「イラク・モンゴル・チベットに存在する類似の施設」「エジプト・ギザ平原の地下」へと続いていた。果たしてこれはいったい何なのか?この謎を追うべく、ルーマニア国家の特別部門ゼロ局局員に登用されたラドウは、全世界をまたにかけ極秘ポイントに潜入し任務を遂行していく。一見バラバラに起こっているかのように見える出来事は、次第に、不思議なつながりを見せ始めるー
私らしい、モノ・コトの見つけ方。
妻の病をきっかけに隠居を決めた、南町奉行所定町廻り同心の日暮慶一郎。だが、養子を迎えて家督を譲ったものの、ふたり寄り添う日々は短く、呆気なく妻の千代は亡くなってしまう。養子の新之助との暮らしに気詰まりを覚えた慶一郎は、岡っ引きの亀次郎が営む船宿「大黒屋」に居候し、一日のうち半分眠っているようなのんびりした毎日を送ろうという思いから、名を「日暮半睡」と改めた。今は勝手気ままに飄々と暮らす半睡だが、もとは新陰流の免許皆伝、難事件をいくつも解決してきた南町一の腕利き同心。そんな半睡と真面目一方の新之助、型破りの親子同心がさまざまな事件の裏に潜む悲哀を裁く。気鋭が贈る書下ろし人情捕物時代小説。
詩集とありますが、詩集ではないのかもしれません。少年詩集としてはたぶん初めてのコンクリートポエトリー。
女性総督マルグリットを癒やした歌集をユニークなコンセプトで演奏
運不運〜マルグリット・ドートリッシュの肖像
ダニエル・エルヘルスマ(カウンターテナー)
セルドム・セネ・リコーダー五重奏団
マルグリット・ドートリッシュ(オーストリアのマーガレット) [1480-1530]の個人的な歌集から選曲し、カウンターテナーと大小さまざまなリコーダーのアンサンブルで演奏したアルバム。カウンターテナーは第1・3・5・8・12・13・15・19・21・22曲の計10曲をリコーダー合奏と共に歌い、ほかの12曲はリコーダー合奏のみという構成。
政略に翻弄されながらもなんとか切り抜け、26歳で生涯喪に服す決意をしてネーデルラント17州の女性総督となり、50歳で亡くなるまで約23年間も善政をおこなったマルグリットは優れた知性の持ち主としても有名。
声楽、器楽、絵画、修辞学、フランス語、スペイン語に通じ、16世紀初頭のヨーロッパで最大級の蔵書数を誇った彼女の書庫には、自ら注文した歌集の写本も置かれていました。内容は当時のさまざまな作曲家のシャンソンとモテット55曲を集めたもので、質の高い細密画で装飾された豪華な装丁がマルグリットの熱意を示してもいます。
芸術、哲学、神学のパトロンだったマルグリットは、一方で2度の夫との死別や、幼少期の政略ゆえの孤独など、困難なできごとの経験者でもあり、歌集に選ばれた作品にも、喪失、悲しみ、孤独というテーマが多く含まれ、しっとり美しい曲調に癒されます。
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演奏者情報◆ セルドム・セネ・リコーダー五重奏団(リコーダー合奏)
21世紀のリコーダー・アンサンブルとして新旧の音楽に焦点を当て、現代の作曲家もプロモートし、リコーダーの可能性の限界を常に押し広げて活躍。16世紀のイギリス、スペイン、フランドルの宮廷音楽、宗教音楽、舞踊音楽、そしてバロックと現代のレパートリーのプログラムと録音でよく知られ高い評価を獲得。指導者、教育者としても、オランダのほか、ドイツ、オーストリア、スペインでマスタークラスやワークショップを開催。
◆ ダニエル・エルヘルスマ(カウンターテナー)
6歳の時にオランダのスネークのマルティーニ少年合唱団でボーイソプラノとして歌い始め、ハーグ王立音楽院では古楽歌唱の修士号を取得。修士課程では、17世紀初頭のイギリス音楽における装飾を専門とし、マイケル・チャンス、ペーター・コーイ、ジル・フェルドマンらの指導を受け、卒業後はカウンターテナー歌手として活動。
ソリストとしては、ラース・ウルリク・モーテンセン、鈴木雅明、ジョシュア・リフキン、ジャン・テュベリ、ヨス・ファン・フェルトホーフェン、ダニエル・ロイスらと共演。
トラックリスト (収録作品と演奏者)1. 作者不詳:「マリア、母の恵み」 [5声] [3:22]
2. 作者不詳:「たぶん後で」 [5声] [2:50]
3. ジョスカン・デプレ:「決闘と憂鬱の平原」 [5声] [6:08]
4. ジョスカン・デプレ:「いくつかの後悔」 [5声] [3:24]
5. 作者不詳:「ため息をついた場合/もう一度見てください」 [3声] [6:00]
6. 作者不詳:「絶え間ない嘆きよ/絶望的な運」 [5声] [2:41]
7. ジョスカン・デプレ:「私は不平を言う」 [5声] [1:22]
8. 作者不詳:「私は何も言わない」 [6声] [1:38]
9. 作者不詳:「物事が起こるとき」 [a5] [1:15]
10. ヨハネス・デ・ストケム:「ブルネット・マミエット」 [5声] [2:46]
11. 作者不詳:「憂いの乙女」 [5声] [1:21]
12. 作者不詳:「変化するもの、美しいもの」 [4声] [5:49]
13. ジャン・リシャフォール:「心配するな、我が心よ」 [5声] [2:08]
14. ジョスカン・デプレ:「憂いは我に降りかかり悲しむ」 [5声] [3:30]
15. ロワゼット・コンペール:「去れ、後悔」 [3声] [4:31]
16. ベネディクト
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