高位のつくも神シャナイアと兄弟の契約をむすんだ少年風雅。柿右衛門の壺をめぐる騒動の中で、ふたりは壺に宿るつくも神の意外な姿を解き明かしていく。そして両親の行方は。
魔族に乗っ取られたエルフール王家。逃げ延びた姫君・イリアードを保護するため、セロ達はダイナースクの街へと向かう。ところが潜伏先の酒場は何者かの襲撃を受け、イリアードは護衛の騎士達と共に行方をくらませてしまった。そこに魔族の暗躍を感じた一行は、手がかりを求めて街の地下に広がる廃坑へと踏み込む。だがそこは、廃坑とは名ばかりの“迷宮”だったー迷宮の奥で離ればなれになったセロとフィノ、辿り着いた場所でそれぞれが見たものとはー?渡瀬草一郎が贈るファンタジー冒険譚、第3弾。
全国で「死体が消える」という不可解な事件が続発していた。犠牲者の数が130人分足りない飛行機墜落事故。監視者の目前で次々人が減っていく宗教団体。また、身元不明死体ばかりが火葬されずにどこかへ運ばれているらしいとも。さまざまな謎がやがて一本に繋がるとき、底知れぬ異形の論理が浮かび上がる。ついに沈黙を破った鮎川賞作家による書き下ろし。
雑誌VERYで大活躍中のモデル・真木明子の、海辺で暮らすビューティ・ライフ!ハッピーな大家族の素顔、背が低くてもOK!な「Sサイズモデル」の着こなし、日焼け美容なども大公開。
魔都・上海で覇権を争う二つの秘密結社、天命幇と千翼幇。千翼幇の棟梁・英冥に兄を殺された淋は、千翼幇と対立する天命幇に入って英冥への復讐を誓う。だが逆に、英冥に捕らえられてしまった。淫具を使った拷問によがり苦しむ淋は、憎む仇に快楽を覚えさせられ絶望を味わう。淋は、ともすれば惹き込まれそうになる英冥の魔性から逃れようと抗うが、ある夜とうとう身体を繋がれて…。「己を弄ぶこの男を今すぐ殺してやりたい」淋は胸に迫り上がる殺意を噛み締めるー。
みなさんは、次のような話を聞いたことがありませんか。「神経が圧迫を受けると、痛みやしびれが生じる」「老化した関節や変形した骨は痛む」「筋肉痛は放っておいても治る」これらは全部、根拠のない間違った思い込みです。この間違った思い込みが日本中にあふれています。患者さんの思い込みならまだ分かりますが、専門医がそう思い込んでいるのです。そのため多くの人が、慢性化した腰痛や頚痛に苦しんでいます。なぜそうなったのか。どのような問題があり、どう正せばいいのか。なにより、どうしたら痛みが消えるのかーその答が本書にあります。
日々、われわれが過ごす職場やビジネスシーンにおいて「最も求められているもの」とは何だろうか?それは、相手の話を「聴く能力」である。「なんだ、そんなことか」と思わないでいただきたい。実は、ここにこそ仕事を活性化させる鍵があり、また、これを軽視するがゆえに様々な問題が生じているのだ。本書は、われわれの日頃の聴き方を総点検し、肯定的な結果へとつながるスキル「ビジネス傾聴」を解説した一冊である。
大人気の一期一会シリーズが大人めカッコイイ、横書きの小説に。さらっと読めて、しかもココロキュン ナミダホロリのストーリー。
ベースを見つめ直して才能を開花。
運と実力をグレードアップさせる年。
臨床心理士の水谷幸成は、人間の背中に翅が視える。まだ満月になるごとに人間の心臓を貪りたい衝動に苦しめられていた。その秘密を知るのは、幼馴染で神父の高橋慎だけだ。ある日、幸成は特殊な方法で、生かしたまま慎の心臓を味わってしまう。鮮烈な快楽と充足感。それを境に、幸成はすべての人間が餌にしか見えなくなり、追い詰められていく。幸成を救うため、慎はみずからの肉体を用いた儀式をほどこす。だが、それは神の戒律に背く淫らな行為でー。男子修道院の神父と天使憑きの異質愛。
ステキな家、最高の教育、かっこいい車、家族旅行、ゴルフ、老後の安心…全部はムリ!はたらき地獄から抜け出すための“家計の事業仕分け”をお手伝いします。
平安末期、源氏方の十六歳の武者、草十郎は、野山でひとり笛を吹くことが好きな、孤独な若者だった。源氏の御曹司・義平を将として慕い、平治の乱で共に戦ったのもつかのま、義平の死に絶望する草十郎。だが、義平のために魂鎮めの舞を舞う少女、糸世と出会い、彼女の舞に合わせて草十郎が笛を吹くと、その場に不思議な力が生じ…?特異な芸能の力を持つ二人の恋を描く人気作家の話題作、待望のノベルズ化。小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞、日本児童文学者協会賞、IBBYオナーリスト文学作品部門賞の4賞を受賞。
「まわりを信頼する。期待は自分自身にする」「どんな仕事も笑顔ですれば夢になる」「会社が自分に何をしてくれるかではなく、会社のために何ができるかが問題」…等々、本書には著者自身の体験や、著者が出会ったすべての“働く人々”の素直な思いが込められています。
ある日、貧乏寺子屋の師匠・伸吉の前に、雨でもないのに赤い唐傘を差し、肩に小カラスを乗せた、無愛想な美少女「小風」が現れた。なんと幽霊だと言う。小風はぶつくさ文句を言いながら、なぜか伸吉を襲う悪霊を不思議な妖術で追い払う。何やら死んだばかりの伸吉の祖母と因縁があるようなのだが…。幽霊、妖怪何でもござれの大江戸ラブコメ。