ユング研究所から日本人としてはじめてユング派の分析家の資格を得てきた著者が、京大文学部での講義をもとにまとめた、我国はじめての本格的なユング心理学入門。
とつぜんの不幸で笑うことをわすれてしまった夫婦。二人におきた二十年後の奇跡とは…。
延宝三年、越前大野藩の次期後継者を廃嫡せんとする謀略は深化していた。構図は明瞭だった。中心に居るのは大老の酒井忠清で、その黒い糸は大和郡山藩の分藩騒動にまで及んでいた。郡山本藩には目付見習いとして落合勘兵衛の弟藤次郎がいるのである。そんな情勢下、御耳役の落合勘兵衛が謎の失踪をとげた…。
シュタイナーが語る「地獄」「天国」「心魂の世界」「精神の国」。
鉄道写真家・中井精也が提案する日本全国鉄道撮影の旅。各地の名所や料理などを紹介しつつ、撮影ポイントを見つけるごとにシャッターを切る……、そんな気ままな“撮り鉄”の魅力を満載。撮影のテクニックやコツも学べる。
日本風景写真協会会員による写真集。丸太橋や吊り橋、近代的な姿の鉄橋など、日本各地の日常風景の中にとけこんだ橋の数々。撮影データ付。
もう一息というところで、レッドアイに逃げられてしまった風雅たち。ロンドンからやってきた間宮のおかげで、三人は「大英博物館と王室の至宝展」の倉庫に入りこむ。はたして封印することはできるのか。
いつの世も夫婦の絆は変わらないー五人の作家が紡ぐ、五組の男と女のかたち。夫婦の情愛を描いた、傑作時代小説アンソロジー。
奇矯異様な振舞いで、息苦しき世を颯爽と、たとえ関白相手でも、譲れぬ美意識に命を賭ける。生来反骨、打算は不得手なこの性分。所詮、当世風になど生きられぬ。ならば自由に奔放に、友と愉しみ、酒を酌み、武と風雅の道を極めゆくー第二回柴田錬三郎賞受賞作品。
終生漂泊に生き、馴れ合いを嫌った慶次郎。乾いた孤独を胸に秘め、いかなる時も、晴れ晴れと…。“かぶき者”は、安手の感傷とは無縁なり。常識に抗い、己れの意地を立て通し、敷かれた道から外れる時、人は誰でも“かぶき者”の魂を生きるのだー他に「かぶいて候」を収録。
涙と笑い、義理と人情、下ネタとお色気、アクションとメロドラマが渾然一体となった奇跡のエンターテインメント、大衆娯楽映画の金字塔『トラック野郎』。ファンの心をつかみ続ける大ヒットシリーズの魅力を監督自ら綴る痛快回想録。全身娯楽映画監督、初のエッセイ集。
「発達援助」という視点。「目の前にいる人をなんとか、少しでもラクにするのが医者の仕事」そう言い切るカリスマ精神科医が問いかけるー「治らないという考え方は、治りませんか?」神田橋條治の発達障害論。
カウンセリングや臨床心理学を、「理論→実践→確認」というサイクルに従って実際に体験や書き込みをしながら、実践的に学習を進めることができるワークブック。
前作「Dream“A”live」から2年4カ月ぶり、嵐9枚目のオリジナルアルバムが遂に完成。
4曲のNo.1ヒットシングルを含む全20曲を収録予定。変わらない嵐、さらに進化を続ける嵐、嵐の現在を凝縮したフルボリューム2枚組。
蝋燭を手に二階家に立て篭もった男。周囲の住人は火事を恐れて騒然となった。しかし平井大二郎と名乗る旗本が、隙を衝いて男を袈裟懸けに斬り捨て、騒ぎは落着する。平井は一躍英雄と称えられるが、一部始終を目撃した青柳剣一郎は、平井の挙動に言いしれぬ不気味さを覚えていた。探索の末、炙り出された騒ぎの真相と平井の過去。剣一郎は罪なき人々を救えるか!?書下ろし長編時代小説。
世界的アニメの背景を手掛けてきた現役のデザイナーが描くあの空、海、山…初の画集。描法のワンポイントアドバイスも紹介。
森の奥底に迷い込んだ子鹿。命の恩人は団子虫だった。森の命の物語。