細かな出来事をすべてことばにする妻に、まとめて話ができないのか、と眉間に皺を寄せる夫。しかし、男性に比べ、女性は感じたことが即ことばに上る脳のしくみを持っている。これは、家事や子育てをこなすために欠かせない能力。そんな違いを理解できれば、ときめきの時代を過ぎた夫婦も、お互いが愛しく思えてくるもの。脳科学とことばの研究者がパートナーたちへ贈る応援エッセイ。
材料力学の基礎的事柄から、将来、構造設計にたずさわる際に役立つ事項も含めてまとめられたテキスト。多くの例題を配し、単純化された力学問題を手で解くだけでなく、その物理的意味を把握することで洞察力を養い、工学的センスを磨くことも意図して解説されている。
古いひな人形が、記憶の中の春とともに、母の面影を思い起こさせる「めぐりびな」、子どもが生まれたばかりの共働きの若い夫婦が直面した葛藤と、その後の日々を鮮やかに描き出した「ツバメ記念日」など、美しい四季と移りゆくひとの心をテーマにした短篇集「季節風」シリーズの春物語。旅立ちとめぐり合いの12篇を収録。
ゴミ当番・回覧板・募金・子供会・国勢調査など…事実上の強制加入で、役所や警察、消防など行政の下請けのようになっている町内会・自治会、消防団・防災団・防犯協会、婦人会・青年団の在り方などに、日頃から疑問を持っている人は多い。そうしたあなたの疑問に答える、唯一の町内会・自治会問題の入門書。あなたの地域の疑問を総点検し、どうすれば住民本意のものに改革できるかを考える。94年初版以来、大好評ロングセラーの三訂増補版。
「日本の武器を持ったキャラのかっこいい決めポーズが描きたい!でも、想像だけで武器や構えを描くのは難しい…」そんな人のために、日本の武器を持った決めポーズのイラストを200種類以上収録した作画資料集。アクション・コーディネーターによる監修で、武器の扱い方の基本をおさえ、キャラ1体でバッチリ決まるかっこいいポーズが実現しました。日本刀の抜き方・納め方、各武器のデータベース、時代劇風衣装を描くコツなど、創作に役立つ豆知識&コラムも満載。おまけのアタリ絵を活用して、あなたのオリジナルの絵柄で、颯爽と戦うキャラクターを描いてみよう。
オカリナの宗次郎のゆるく、漂うような気分にさせる牧歌的な音楽は、一方で街中でふと感じる哀感といったものを内包している。想像をかきたてるインストで、多様な音色によって織りなす風にたくした物語となっている。街で聴いてこそ心安らぐ音楽。
直木賞作家・森絵都の小説『カラフル』をアニメ映画化。大きな罪を犯して死んだ“ぼく”の魂に再挑戦するチャンスが与えられた。“ぼく“はある中学生の体に入り込んで下界に戻ってくるのだが……。人生に起こる奇跡を描いたファンタジー。
西暦一九〇〇年、北京東交民巷。押し寄せる義和団の襲撃を逃れ、公使館区に避難した人々は、二か月にわたる孤立無援の篭城戦を強いられることになる。そのなかに、若き日のフランス人東洋学者ペリオの姿もあった。かれは日々の出来事を小さな手帳に書きとどめていた。知られざるペリオの日誌を手がかりに、いま明かされる「北京の五十五日」の真実。
「おまえだけは最初からまっすぐに俺を見てきた」全寮制の学園で千住組組長の息子・柾鷹と寮の同室となった遙。閉ざされた密室で、遙は柾鷹に欲望のまま犯され続ける。抗いつつも、淫らに蕩ける快楽に浅ましく反応してしまう身体と、柾鷹に対して感じる苦しく甘い不可解な気持ち。卒業とともに柾鷹から逃げた遙の前に、十年の時を経て柾鷹が現れ…!BL史上に名を刻む伝説のシリーズ、新作書き下ろしストーリーを加えてついに登場。
作者が生まれた町、そして愛してやまない町、新潟県の高田をモデルにした作品集です。「坂のある風景」から「海のある風景」まで8章、合わせて45編の物語と小品。「乳母車」「あの坂をのぼれば」「月夜のバス」「風船売りのお祭り」など、教科書関連図書にも登場する渋い宝石箱のような一冊です。赤い鳥文学賞受賞作。小学上級以上向。
戸籍上の性を変更することが認められる特例法が2004年から施行され、日本でも性同一性障害が社会的に認知されるようになった。しかし、いまだ誤解や偏見もあり、当事者をとりまく環境は厳しい。本書は性同一性障害とは何かを理解し、治療や性別変更の手順、また、現実社会で生活していくために、当事者やまわりはどうすればよいか、をQ&A形式でやさしく解説。入門書として定評の高いロングセラーに最新情報をプラスした増補改訂版。
地球のジャーナリスト、リン・ジャクスンに届いた手紙は、ジャムと結託してFAFを支配したというロンバート大佐からの、人類に対する宣戦布告だった。ついに開始されたジャムの総攻撃のなか、FAFと特殊戦、そして深井零と雪風を待ち受けていたのは、人間の認識、主観そのものが通用しない苛酷な現実だったー。『戦闘妖精・雪風(改)』『グッドラック』に続く、著者のライフワークたる傑作シリーズ、待望の第3作。
瞑想とは、「心を洗う」こと。一日三十分、悩みや心配事で曇った心を洗濯してあげよう。すると、あなたの中の何かが変わるー。中村天風に十二年間直接指導を受けた著者による“瞑想健康生活”のススメ。