本当に強い人って誰?負け組に希望はない?どうして他人を傷つけてはいけないのー?ヘーゲルからボードリヤール、ドラッカーからサンデル教授まで生きにくい時代を生きるための15の講義。
源内が風來山人のペンネームで書いた超人気作品。実在の江戸の大奇人・志道軒を主人公に据え、巨人国、小人国、足長・手長国…など架空の国を旅させるという凝ったつくりで大評判。庶民が自由に旅することのできなかった時代に、仙人より授かった不思議な扇を使って、若き浅之進(のちの志道軒)が、日本全国の色街から、美女溢れる清朝の後宮へ、そして最後には男たちの理想郷(?)「女護が島」へ行き着いて、さて…という奇想天外な「冒険SF小説」。才気煥発・縦横無尽、源内の筆は躍りに躍る。
自然風景地を知りつくし、深い思索をめぐらす元国立公園管理者(レンジャー)の渾身のライフワークである。紀行文、風景画、現代アート、環境文化、景観保護、自然観光などの幅広い風景文化から、暮らしと美をつなぐ物語をつむぎだし、独創的な風景論を展開している。成熟した現代社会の重要なテーマ=風景の根源的問題を考えさせられる労作である。
本書は、電磁波過敏症の当事者からの体験談も含め、どうすれば治すことができるかを具体的に提案しています。
半紙2文字から半切2行まで、書家・星弘道による古典臨書のてほどき。第1集は唐代の「楷書」三大古典。
柳生十兵衛の指導・援護により、からくも会津七本槍を打ち倒していく堀一族7人の女。恐れをなした加藤明成は、七本槍と共に江戸から本拠地会津へと逃げ帰っていく。僧沢庵を伴い、敵陣に乗り込む十兵衛たち。だが、そこには幕府を揺るがす恐ろしい秘密を抱えた異形の幻法使い、芦名銅伯が待ち構えていた!敵地に捕らわれ、絶体絶命の窮地に陥る十兵衛と女たち。果たして彼らの運命は…!?痛快無比な一大忍法帖雄編。
会津大名、加藤明成は淫虐の魔王ともいうべき暗君だった。諌言の末、主家を見限った堀主水は妖異凄絶の武術を持つ会津七本槍を差し向けられ、一族郎党を惨殺されてしまう。唯一生き残ったのは、かよわき7人の女。父や夫の仇討ちを誓う女たちは、剣豪・柳生十兵衛の助けを借り、命懸けの特訓を始める。奔放無頼な十兵衛も陰ながら援護し、悪鬼のごとき敵を討ち果たすべく凄絶な闘いを挑む!十兵衛三部作の記念すべき第一作。
たった一杯のお茶、ほんの小さな一言が、毎日を特別にしてくれるー『暮しの手帖』編集長が実践している、日々を大切に生きる秘訣。
「ああ、自分はまだまだわかっていなかった。病気にならなければ、大事なことを知らないまま死んでいっただろう…」最後にたどり着いた、澄み切った境地。
どのように鋏を入れ、ノコを使えばいいか。リンゴ栽培で難しいせん定の極意を、著者の精緻なイラストと写真で解説。新規就農した後継者や後継者を導く先輩農家のテキストとして最適。園を荒らさず、次世代につないでいくための一冊。
秋雨の降りしきる江戸で、不可解な殺しが頻発する。殺されたのは屈強な男ばかり。いずれも針で“盆の窪”を突かれていた。探索の末、ホトケは盗賊“霞の陣五郎”一味だと判明。盗賊同士の仲間割れなのか、それとも…。火付盗賊改めも捕縛に乗り出す中、奉行所の威信を賭け、青柳剣一郎に密命が下された!見えざる下手人の正体とは?剣一郎の眼力が冴える。
朝鮮半島の埋もれていた民芸=陶磁器をはじめ木工品や漆器など、手仕事に美と用を見出した3人の日本人ー柳宗悦、浅川伯教・巧兄弟に導かれて、民芸旅行を試みてきた著者たちによる韓国各地の「民芸世界」へのガイドブック。