ファンドマネージャーの職から退いた主人公の「私」は、ある日かつて付き合いのあったスイス人の男から、金庫に眠った日本の古い株券について調査してほしいと頼まれる。株券にはノートが添えられており、そこには一九三四年に起きた『帝人事件』と呼ばれる大疑獄事件に関わった人たちの、生々しく奇妙な“言葉”が記されていた…。財政界の重鎮を巡る贈収賄事件の暗部に迫る、超一級サスペンス!
国家による冤罪事件として知られるフランスのドレフュス事件と日本の大逆事件。スパイの嫌疑を受けたドレフュスは最終的に無罪になったが、日本では幸徳秋水ら一二名が処刑された。両国の違いは、どこにあるのか?答えは、日本には「国家」はあるが「社会」はないことにある。今日も何ら変わっていないこの事実に抗い、「共に生きること(コンヴィヴィアリテ)」を実現するには?日本の未来に向けられた希望の書!
花と、面白きと、めづらしきと、これ三つは同じ心なりー。室町時代、能の大成者として以後の日本の芸能に大きな影響を与えた世阿弥。彼の遺した言葉は、能役者のための演技論にとどまらず、芸術という市場、そして人生という舞台を勝ち抜くための戦略論でもあった。「秘すれば花」「初心忘るべからず」「離見の見」など代表的金言を読み解きながら、試練に打ち克ち、自己を更新しつづける生き方の奥義を学ぶ。
“発達障害は治らない”とあきらめなくていいのです。治しやすいところから治していけばいいのです。いいお医者さんに巡り会えなくても今日からできること満載!!
いま最も注目されるアートディレクターの「ものづくりの手法」とは?「こうすればアートディレクターになれる」とか「これをすれば仕事が成功する」という具体的な方法論ではない、感覚や心の有り様、意識の持ち方に触れていく、ちょっと特殊な方法論。
老親の扶養、離婚、財産分与、遺産の分割のような家庭内の問題で争いが生じた場合は、通常の民事訴訟とは異なる家庭裁判所の家事調停や家事審判の手続によることとされています。家庭裁判所の手続は、貸金返還請求や損害賠償請求のような通常の民事訴訟とは異なり、裁判官の職権により進められますから、当事者としては家庭裁判所での手続の進行を十分に監視しておかないと裁判官の非常識な結論に泣かされることになります。本書では、特に利用することの多い家事事件手続を取り上げたほか、どんな家事事件にも対応することのできる理論と実務について説明をしました。
「忙しい日も乗り切れる!」夕飯作りがラクになる、スーパー主婦の台所の知恵。お役立ちレシピも満載!
本書は、理工系の大学初年次生を対象とした線形代数学の入門的教科書である。前半部ではまず、読者に徹底的に計算法・アルゴリズムに習熟してもらうことを目指す。後半部では、線形代数学の(あるいは数学一般の)独特な思考法の習得を目標に、抽象度の高い内容について丁寧に解説する。
そろそろ「本来の自分」を憶い出しませんか?宇宙意識そのものであるあなた自身を。憶えていますか?あなたが生まれてくる前に、宇宙意識に目を醒ます準備ができたときに鳴るように設定してきた目醒まし時計のことを…。
自分の好きな色や画材を使って彩色し、美しい絵を仕上げてみませんか?塗り絵は色を選んだり指先を使うので、脳の活性化にとても効果的です。仕上がった絵を飾ったり、家族や友人と一緒に塗ったり…手軽に美しい絵ができあがる質の高い塗り絵は、これからの大人の趣味にピッタリです。なめらかな線画と塗りやすい画用紙の『大人の塗り絵』で、楽しいひとときをお過ごし下さい。本書では、四季折々の四国の風景画を11点収録しています。