熊野の地にちらばる社殿をもたない神社群…簡素な石組みと灯篭の先には、天をつく巨樹、太古の噴火による大岩などが鎮座する。山中や谷深き川沿いにひっそりと残された自然崇拝の聖所をめぐり、黒潮が運んだ信仰の古層を確かめる探訪記。
心に残る印象的な背景を描くために知っておきたい考え方とテクニックを一冊に凝縮しました。10の多彩なシーンの描き方を、ラフから仕上げまでがじっくりわかるメイキング形式でしっかり解説します。さらに、モチーフの考え方や描き方などもテクニックページにまとめています。プロの思考と技術を学ぶ、画力向上を目指しましょう。
半紙2文字から半切2行まで。書家・星弘道による古典臨書のてほどき。
教科書史観崩壊!明治天皇すり替え、坂本龍馬暗殺の真犯人、西郷隆盛ニセ肖像画。国家機密に迫る、これが加治史観だ!
東京の橋の成り立ちから、関わった先達の情熱までも丁寧に掘り起こすー。90年前の技術者たちが行ったインフラ整備は、未来を作り出すための不可欠な投資であった。口絵カラー16頁を始め貴重な写真を多数掲載。
本書は、水墨画の作家・指導者として人気の著者が、これまでに研究を深めてきた水墨画の特殊技法を、豊富な作例をもとに紹介する実践的な指導書です。取り上げるテーマは、モノクロームの芸術である水墨画では特に重要な「白抜き」技法をはじめ、刷毛やスポンジのさまざまな利用方法、揉み紙、網ぼかし、スタンピング、コラージュ、墨流し、イラストレーションボードや絹本に描く方法など。実際の制作プロセス29例で手順を詳しく説明するほか、作品づくりのコツや、道具についての解説も充実しています。水墨画の中・上級者のみならず、初心者の方にも、楽しみながら学んでいただけます。
沙帆子が同じ高校の教師である啓史と結婚して、一週間が経過した。新生活にも慣れはじめた沙帆子だが、いまだに彼を「先生」と呼んでしまったり、朝早く起きられなかったりと課題は山積み。春休みを目前に控え、少しは新婚生活を満喫できると思ったら、ひょんなことから彼女の祖父母たちに、啓史を紹介することになってしまった!親戚とはいえ、結婚していることは内緒。啓史は「彼氏」として彼らに認めてもらえるのか?文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
釧路で書道教室を営む夏紀は、認知症の母が呟いた、耳慣れない地名を新聞の短歌の中に見つける。父親を知らぬ自分の出生と関わりがあるのではと、短歌を投稿した元教師の徳一に会いに根室へ。歌に引き寄せられた二人の出会いが、オホーツクで封印された過去を蘇らせる…。桜木ノワールの原点ともいうべき作品、ついに文庫化。
人間の性欲ほど多様で面白いものはない。約半世紀、夜の街を歩き続けた著者が「風俗大国」ニッポンのエロを丹念にリポート。そこには、ハプニングバーで暮らす若い女性やキレイになりたがる中年男性、浮気防止のために妻に「貞操帯」をつける夫もいれば、愛撫され身悶えする妻を見て興奮する夫もいた。まさに「死ぬまでセックス」、性に対する男女の欲情は尽きることがない。「風俗」にまつわる病いをとことんまで覗き見た一冊。
“四大元素”活用術。色と魔法の関係、ルーン文字一覧、目的別ハーブ名鑑を巻末付録として収録。
浅草に住み、浅草グルメをこよなく愛する女子高生、茨木真紀。人間のくせに日々あやかし関連の厄介ごとに首を突っ込んでは腕力で解決する彼女には秘密があった。それは真紀が前世の記憶を持っていること。その前世は人間ではなく、平安時代にその名を轟かせた鬼の姫“茨木童子”だということ。前世で「夫」だった“酒呑童子”の生まれ変わりである同級生の天酒馨を引き連れ、ブラックバイトに苦しむ手鞠河童や老舗そば屋を営む豆狸の一家など、悩めるあやかしたちのために「最強の鬼嫁」は今日も浅草中を駆け回る!