駆け込み寺「慶光寺」の御用宿「橘屋」に、寺を出て普通の暮らしに戻ったはずのお妙が火付けの罪で捕縛されたという報せが入る。お妙を救えなかったことに傷付き悩む橘屋の女主人お登勢はー。(「雨の萩」)お登勢をはじめ橘屋の用心棒・塙十四郎や慶光寺の主、寺役人にまで未曾有の危機が次々に訪れる。手に汗握る出色の四編を収録した、著者の代表シリーズ第十弾。
親の海外赴任にともない、学齢期の子供が家族とともに現地で暮らすというのはよくあることです。子供たちが経験する出来事を物語風に紹介しながら、いくつかの統計データを通してアジアの日本人学校の実情をレポートします。
たいふうがくると、つよいかぜがふいて、ものがふきとばされてこわれたり、あめがたくさんふって、かわのみずがあふれたりするよ。きけんなときは、はやめにひなんするのがだいじだね。たいふうがくるまえにしっかりじゅんびしておこう!
甘いものが嫌い。酒は飲めないが、酒の肴は好き。そんなあなたは、この疾患かも。高たんぱく・高脂肪食を好む偏食の方が無理して糖質を取れば発症の可能性が…。こんな特異な疾患の歴史と発症のメカニズム、さらに治療法について解説。
「旅の中を生き続けたい。そう思い、結婚直後に仕事はないまま、ぼくらは二人で旅に出た。」ライターを志す20代の「ぼく」は、日本での新婚生活を経験せずに、妻モトコとあてのない旅に出た。思いもつかない二人の「夫婦」と「旅」の形とは?オーストラリアでの半年間のイルカのボランティア、アマガエル色のバンで果てしないドライブ、独立2周年の東ティモール、インドネシア…。5年に及んだ夫婦の旅の1年目の記録。
がんばらなくてもすっきり片づく暮らしの仕組みづくり。ついで掃除、片づけやすいラク収納、ストレスフリーの時間管理術など忙しくても家事に追われない暮らしの整え方。
物語の一場面に登場する風景から、自然に深い共感をよせて描かれた名画、画家の想像力により変容する20世紀作品までを一望にする。
幼かったあの日の私を抱きしめに行こう。本当の私(ママ)になるために。精神科医とカウンセラーによる、幸せ子育てセラピー本。
小川のきらめく水面、川岸の落ち葉や小石、水流のすがすがしい冷気…。このような美しい光と水の風景は、色や明暗を少し工夫することで、驚くほどリアルに表現することができます。そして、リアルな絵を見た人は不思議な錯覚に陥ります。「この水面は見たことがある。でもそんなはずはない、だってこれは絵なのだから。いったいどうやってこの絵を描いたのだろう?」リアルに見せるためのコツさえ分かれば、マジックのように、あこがれの水の表現ができるようになります。
誇るべき我が社が足元から崩れていく。その時現場は何を思ったのか?大反響を呼んだ話題のブログを書籍化!社員が書き続けたシャープ経営危機1311日。
連続射殺犯・永山則夫。犯行の原因は貧困とされてきたが、精神鑑定を担当した医師から100時間を超す肉声テープを託された著者は、これに真っ向から挑む。そこには、父の放蕩、母の育児放棄、兄からの虐待といった家族の荒涼とした風景が録音されていた。少年の心の闇を解き明かす、衝撃のノンフィクション。
恋愛、結婚から人間関係まで!特別付録・良縁を結び悪縁を切る護符(靈符)42枚+護符(靈符)シール21枚。
時は江戸末期。絵師を目指す青年・八十八は、夜道で幽霊に出くわして以来、奇妙な行動を取るようになった姉を救うため、憑きもの落としの名人に会いに行く。肌が異様に白く、両眼を覆うように赤い布を巻いた男。名を、浮雲という。布の下に隠した赤い両眼で死者の魂が見えるという破天荒な浮雲と行動を共にするうち、八十八の前には新たな世界が見えてきたー。幕末ミステリー、堂々開幕!