日本人の海外渡航を禁じた江戸幕府にとって、オランダ風説書は最新の世界情勢を知るほぼ唯一の情報源だった。幕府はキリスト教禁令徹底のため、後には迫り来る「西洋近代」に立ち向かうために情報を求め、オランダ人は貿易上の競争相手を蹴落すためにそれに応えた。激動の世界の中で、双方の思惑が交錯し、商館長と通詞が苦闘する。長崎出島を舞台に、「鎖国」の200年間、毎年続けられた世界情報の提供の実態に迫る。
シリーズの枠を結集した新たなる5つの運命(サガ)
「ひらめき」や「連携」を駆使するバトル、モンスター、メカ、吸血鬼といった多様な種族、プレイヤーの選択で無数に形を変える、あなただけの物語。
シリーズの枠を結集し、プレイヤーの数だけ異なる体験を提供する「サガ」シリーズ完全新作がついに発表!
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杜このみ10周年記念シングル杜このみの待望の新曲、10周年記念シングルとして発売します。
2013年5月に「三味線わたり鳥」でデビューした杜は幼いころから民謡で鍛えた高い歌唱力が話題となりました。
今回は作家に岡千秋氏を迎えて本格的な演歌で勝負します。ご期待ください!
世阿弥元清が、亡父観阿弥の教えをもとにまとめた『風姿花伝』。「幽玄」「物学(物真似)」「花」など、能楽の神髄を語り、美を理論化した日本文化史における不朽の能楽書を、精緻な校訂を施した原文、詳細な語釈と平易な現代語訳、解釈を深めるための余説で読み解く。息子の観世元雅に幽玄能の奥義を伝えるべく書きつづった『花鏡』の翻刻を併録する。
『古寺巡礼』『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』『室生寺』など、昭和の写真界をリードした土門拳は、達意の名文家でもある。肖像写真に添え、被写体の人間像を見事に描出した『風貌』、日本の伝統美を熱く語る『私の美学』をはじめ、時代と社会を見つめ、リアリズムを説き、写真論を展開した珠玉のエッセイ集。「一日本人としての自分自身が日本を発見するため、日本を知るため」そして人々にそれを伝えるために、生を賭した“写真の鬼”。
とんでもない〈講義〉があったものだ。実は、おれもちょっと〈出席〉したかったがね。いや、今度の事件の話さ。スタッセン教授とやらの「ラブ・イン」とか「恋愛ゼミナール」とか。早い話が乱交パーティ。だが、「麻薬を使った、全力投球の」となると見逃しておくわけにはいかない。尾行、張り込み。秘密パーティはぞくぞくするようなやつだった。邸を提供する有閑マダム、のぞき趣味の夫、ハシシュを使った媚薬菓子、性科学にいかれたかわい子ちゃんの女子大生などなど。何?結末はどうなるかって?特捜課にまかせとけって!
本書は、水俣病研究の第一人者、原田正純、疫学の第一人者、津田敏秀、人権派弁護士として著名な保田行雄らが、カネミ油症事件をそれぞれの専門的立場から分析し、いかに被害者の人権が踏みにじられ、理不尽な状態に置かれているかを明らかにし、国の早急な救済を求めている。また、カネミ油症被害者支援センターによる詳細な被害者調査も収録した。
うだるような残暑の中、俄に起こった大火。自分を裏切り大店へ嫁いだおちかを殺そうとして捕らわれていた峰吉は、一時的に解き放たれる。おちかへの未練に苦しみつつも、羅宇屋の老人・徳三に諭され、生きる望みを取り戻した矢先、次々と罠が…。さらに、行動を共にしていた吉松も謎の死を遂げる。弱き者を陥れる、真の悪の正体とは?青柳剣一郎、執念の探索行。
荷風の俳句は、市井風流に生きた隠逸の高士が感じ得た頽廃美、寂寥感、艶麗な情緒、溢れるばかりの季節感、江戸生活への挽歌が、近世俳諧の伝統を踏まえて詠まれている。俳句の他、狂歌、漢詩、江戸音曲を集成。俳人荷風の全貌を捉える。
スマートフォンでQRコードが読み込めれば、特別な端末は不要。音で鳴き声当てクイズも楽しめる。音で探せる!ネイチャーサウンドでいつでもどこでも虫を特定できる本。