東京の橋の成り立ちから、関わった先達の情熱までも丁寧に掘り起こすー。90年前の技術者たちが行ったインフラ整備は、未来を作り出すための不可欠な投資であった。口絵カラー16頁を始め貴重な写真を多数掲載。
大学受験に失敗した諸口ヒカルは、有名作家である父親に抑圧され、鬱屈した日々を送っていた。恋人の萌子とオートバイだけが救いだった。しかし、萌子が妊娠してしまい、追い打ちをかけるように、父の盗作事件が発覚する。そして、ついにヒカルの鬱屈は臨界点を超えてしまうのだった…。風に吹かれて、転がって、痛いほどに純粋な青春が鉄馬に乗って、走り出す。行く先は、再生か破滅か。
油絵入門決定版!10色で描ける風景と静物。立体感、輪郭、前後関係の表現と塗り方がよくわかる。
生物学をあまり学んでこなかった学生でも親しみをもって微生物の世界にふれることができるやさしい入門書。本書は、細胞構造にはじまる生物学の基礎から、培養、分類、各微生物の特徴など、微生物学の全体像を豊富な図解とわかりやすい解説により概括している。
財閥の若き当主が老富豪の美人妻に目をつける。夫を死においやり、彼女を監禁して、調教を始める……。団鬼六の代表作を映画化するシリーズ第3弾。前作までの杉本彩に代わって、小向美奈子が体当たり演技を見せる。
北海道の奥深く潜伏していたヒカルと鉄男は、冬の到来を前に、南に向けて旅を再開する。一方、夏美や真莉子、萌子の前に謎の男が現れ、次々と不吉な事件が起きはじめる。そして、鉄男とヒカルを追う影が。南の果てをめざし、二台のオートバイは走り続けるー。さまよう孤独な魂たちに救済はあるのか?旅路の終りに待つものは何か?花村文学の至高の到達点を示す傑作長編ついに完結。
ひょんなことから結婚時に「妻の姓」になることを選んだ、ある社会学者。それが波乱の幕開けになるとは、まだ知る由もなかったー。「夫婦同氏制が現存する世界最後の国、日本」で、妻の姓になることを選んだ著者が目の当たりにした、結婚にまつわる日本のふしぎな制度。時には理不尽な出来事を経験しながらも、著者は次第にその「ふしぎさの正体」を探究したくなり、日本の戸籍制度や家族の歴史の研究を始める。その先に見えてきた、日本人の「おどろきの家族観」とは。「選択的夫婦別姓」の実現が叫ばれる今こそ読みたい、著者渾身のルポルタージュ。
季節を彩る花や木の色の名前がわかる本。彩色生活を楽しみませんか?日本語と色の風景シリーズが、装い新たになって発刊。
「親分さんたちに感じまくってるところを見せてやれよ」千住組長・柾鷹の最愛の恋人遙はトレーダーとしての才を表し、巨額の金を生む存在だと系列の組長たちに目を付けられる。だが柾鷹はあくまでも遙は自分のオンナだと譲らない。「遙は俺の女だと証明してやる」緊迫した空気の中、関東一円の組長たちの前で柾鷹は遙を抱く…!満座の中、貪られ喘がされ貫かれてとろかされる遙。最凶の男が見せる恋人の守り方とは!?大量書き下ろしの待望の最新刊!
千利休、千宗旦、小堀遠州、金森宗和…茶匠たちが工夫をほどこした30の名茶室に学ぶ、現代の茶室づくりのヒント。
「いやらしいこと…いっぱい、させてよ」千住組組長の息子・知紘に一生を懸けて仕え、愛し抜くと決めた生野。幼馴染みで同級生でもある知紘は、生野だけを無邪気に求め、生野もその情熱に応え、淫らに咲き初めたばかりの身体を抱いて快楽を分け合う幸せな日々だった。しかし、知紘が上級生たちに陵辱されてしまい…!?人気激甘カップル柾鷹×遙も収録。伝説の「最凶」シリーズ、新作書き下ろしストーリーつき。