ぬいぐるみと日本刀。居合女子たちの部活小説。網戸うさぎは居合道部の2年生。武道に打ち込むことで中学時代の弱い自分を乗り越えようとしているが、いまだに過去の自分から脱却できない。そんな中、うさぎに「女子剣豪大会」の話が舞い込んだ。形試合ではなく、実際に剣を交えるのだという。手練れのもののふ居合女子たちを相手に、うさぎの本当の闘いが始まった!第6回文芸社文庫NEO小説大賞優秀賞。
永井荷風は大正九年五月、東京・麻布市兵衛町に居を移し、以来、洋館「偏奇館」に二十五年暮らした。本書は彼の地で執筆した短篇小説「雨瀟瀟」「雪解」、随筆「花火」「偏奇館漫録」「隠居のこごと」など全十四編を収める。抒情的散文の美しさを伝える作品集。「自選荷風百句」を併録する。
戦国時代の幕を開けた男、伊勢新九郎(北条早雲)の痛快かつ波乱万丈の生涯を描いた、傑作歴史小説!
ちょっとした会話に使える小ネタがいっぱい。誰かに話したくなる髪とハサミのはなし。
日本ジオパークをはじめ、世界遺産、地質百選、天然記念物から116カ所掲載。日本地質学会表彰受賞写真家による撮りおろし写真約550点。最新の研究成果を取り入れた詳細な解説。
かつてその世界で魔法と最強を極め“賢者”とまで称されながらも、『魔法戦闘に最適な紋章』を求め未来へと転生したマティアス。幸運にも一度目の転生で最強の紋章を手に入れられたが、未来では魔法戦闘に最適な紋章が「失格紋」扱いされ、優れた魔法理論さえ退化させられていた。そこに魔族の陰謀を感じ取ったマティアスは、王都に襲来した魔族を撃退すると、次いで最悪の魔族ザリディアスを葬り去る。果ては隣国へと侵入して、夥しい襲撃者を送り込んできた首謀者を突き止めた。その首謀者とはーかつて賢王と称された古代の王・グレヴィルだった。マティアスの前世、古代文明時代に善政を敷いていたグレヴィルが、この世界においては魔族に汲みし、人類を滅ぼそうとしているのだ。『…3ヶ月後に、人類を滅ぼす』一方的にそれだけ告げるグレヴィルに、マティアスはルリイ、アルマ、イリスを徹底的に鍛錬すると、遂にグレヴィルの城に乗り込むー!!
神田岩本町一帯が燃えた。火元は古着屋の増田屋。店の金を盗んだ容疑で捕らえられた下男伝助が解き放たれた夜の出来事だった。火盗改めが火付け犯として伝助捕縛に向かうなか、当日その姿を見かけた青柳剣一郎は伝助が犯人ではないと確信する。ところが、伝助はその日から姿を消していたのだった…やがて紅蓮の炎に隠された陰謀を、剣一郎が快刀乱麻に暴き出す!
本書では、雄大な山々に囲まれたスイスの美しい風景画を11点収録しています。
新型コロナウイルスやインフルエンザはもちろんのこと、私たちの周りには病気を引き起こす見えない敵がいっぱい。それでも病気にならないのは、ウイルスや細菌を排除する「免疫」という体のシステムのおかげです。クリニックで患者さんの診療をしながら子育てにも追われる内科医夫婦が家族で行っている「免疫力アップ」のちょっとしたコツをご紹介します。
休日は街へ出て、買い物や外食ばかり。そんな夫婦が、ある日突然農園を借りた!オシャレな菜園に憧れて失敗したり、できた野菜を動物に食われたり、次々と襲う大事件。そして畑は、二人の暮らしを変えていくー。
本書は、ゾルーゲル法で作られる材料を紹介するものである。実際に作ることができる材料を機能、微細構造、形状によって分類して示し、材料の供給と使用に関わる研究者・技術者にゾルーゲル法の材料合成における可能性を周知してもらうことを目的としている。また、特定の材料の作製のために、なぜゾルーゲル法が適しているか、他の材料合成法と比べてゾルーゲル法にどのような特徴があるかを記してゾルーゲル法に対する理解を深めるようにつとめている。
憎き侵略国ヴェナヤ軍打倒を誓い、男装してスオミ軍に入隊した17歳の美少女クルッカ。そこで彼女を待っていたのは、「白い死神」の異名を持つ狙撃手シモ・ヘイヘだった。やがて始まった“冬戦争”。クルッカとヘイヘはその天才的な狙撃センスで、自国に迫り来る巨万の侵略軍を食い止める。ところが、そんな二人を排除すべく、敵軍最凶の女狙撃手が現れた!シリーズ95万部突破「ゲート」柳内たくみの大ヒットミリタリー小説がついに文庫化!
福島第一原発事故後に起こった被災地産品の買い控え行動は風評被害だったのか、合理的な危険回避行動だったのか?全国約9000人の消費者調査によって検証。復興支援に役立つデータが満載。