組み合わせ自由自在、基本の1日献立60パターンから好みで選択。基本の1日献立60パターンをマスターしたら、応用献立を活用して献立バリエーションは多彩に。
杉田玄白の「解体新書」に先立つこと八十七年、日本最古の翻訳解剖書があった。筑前藩医・六代原三信が長崎・出島にて蘭方外科医の免状を受け、その際筆写したヨハン・レメリン著「小宇宙鑑」の翻訳解剖書(本木庄太夫訳)。
世の中が、そして私たちが、知らず知らずのうちに従っている見えないルール=「民俗」。法規やデータなどの可視化された資料ではなく、不可視の行動基準「民俗」の視座から、日本という風土に醸成された、政治と選挙の「情実」を読み解く。
世界有数の港湾都市はいかにして生まれたのか。東アジア開港場の一つとして出発した上海は、列強の租界を包含しながら都市インフラ、そして港湾を建設していく。政治経済のうねりと生活空間形成の変転を見つめた建築史の新たな挑戦。
今話題の医学部マザー本!
日本人類学は「大東亜共栄圏」の子供か?「人類学は西洋帝国主義の子供である」とすればまさにそうだが、歴史はキャッチコピーではない。本書は、130年余にわたる日本人類学の足跡を、文献とオーラル・ヒストリー、そして現地調査の積み上げによって丹念に追った、貴重なドキュメントである。
周次郎の女房おきみが失踪した。実家の大店の質屋『甲州屋』の差金だと考えた周次郎は、亡父の今際の際の言葉を手がかりに、甲府へ女房捜しに向かう。だが、旅の途中、謎の刺客に襲われる。一方、悪質な金貸し妹尾別当を探る青柳剣一郎は、妹尾と『甲州屋』の関係を語る家訓に違和感を覚えていた。やがて江戸で起きた破落戸の連続殺しが、新たな事件の始まりとなる。
近代資本主義の勃興期に労働者たちの生活防衛の相互扶助組織として発展してきた協同組合運動。資本的企業の目的が利潤の最大化であるのに対し、協同組合は組合員や従業員の企業経営への参加・関与を重視し、さまざまな社会的要求に対応し、企業経営における人間的・社会的側面や地域との関係を強化するよう努める。いまや協同組合は、伝統的な形態だけでなく社会協同組合をも発展させ、あらゆる産業分野に浸透し、資本主義的暴走への抑制的役割を担っている。本書は、その影響が強い欧州、とりわけイタリアの協同組合運動の起源と歴史、理論と現状を総括した。協同組合の入門書である。
千年狐の化身・妲己に惑わされ、忠臣たちや、はては妻である姜皇后まで殺してしまう紂王。乱心したこの紂王に反旗をひるがえし西伯侯・姫昌はたちあがる。姫昌には、仙界から強力な仙人が策士として、おくりこまれた。その名は姜子牙。太公望である。姜子牙は、人界と仙界から、あらたなる世界、神界をつくるべく、密命をおびていた。三千年前の古代中国ファンタジー。
隣家の主婦に荒々しい欲望を抱く男。見つめられる視線のなかで徐々に熟れてゆく女。想像の上での交わりが現実になったとき、そこにあらわれるのは、快楽と愉悦の宇宙。ふくれあがる欲望、激しくかわす性愛、わきあがる官能。男と女の関係を、「性」という視点から濃密に丹念に描く全8編。傑作官能小説集。
往年の名曲をスーパープライスで!
数学・物理を指導する塾長が直接執筆。物理の苦手を克服するために徹底的に解説と分量を研究。上下巻合わせて700題以上の良質な問題で確実に基礎が定着する。物理に必要な数学の知識も理解・練習できる。公式は高校数学の範囲でできる限り導出。
現代ではあたりまえの円周率“三・一四”が、まだ使われていなかった江戸時代。円に魅せられ、その謎を解こうとした数学者がいた。かれの名は、関孝和。日本独自の数学・和算を、世界に通じるレベルまで高め、死後、算聖とよばれた数学者の生涯を、かれを支えた人々とのつながりの中で描く。子どもと大人が共有できる新しい児童文学。
歴史の闇から浮かび上がった、16世紀ネーデルラントの画家パティニール。その絵のきわめて独特な世界にわけいり、ヨーロッパにおける「風景」という概念の発生をとらえた、絵画と文学のハイブリッドな研究エッセー。
北から南まで日本各地にはあっと驚くような美風・奇習があった。今では絶えてしまい忘れ去られた抱腹絶倒の結婚風習を紹介。図版多数。