超高齢化社会を迎えた、これからの持続可能なローカル経済はどうあるべきか…。長く市議会議員だった著者が、新たなビジネスとして仲間と始めた、「移動スーパーとくし丸」の奮闘記。ソーシャルビジネス創業のノウハウや意義、社会問題としての「買い物難民」の現実、その背景にある政治・行政の問題点、将来あるべきビジョンなどが存分に語られている。
本書は好評を博した「機械系大学院への四力問題精選」の改訂版という位置付けである。いわゆる四力(材料力学、機械力学、熱力学、流体力学)は大学の機械系学科で学ぶべき必須科目であることは今でも変わりないが、そこに新たに制御工学を加え、5つの科目に対応するようにした。また、近年出題された全国有力大学の入試問題から、本書にふさわしい良問を多数掲載した。(1)各科目に1章をあて、各節に「要点」をまとめた、(2)基礎的な問題から大学院入試問題まで詳しい「解答」をつけた、(3)要点と解答を緊密に関連付ける「補足」を設け問題をさらに発展させる、などの特色をもつ。問題を解きながら原理や公式を具体的に理解し、実力を養えることを基本方針としている。機械系大学院をめざす学生にとってまさに必携の書である。
武田信玄、織田信長、伊達政宗などの戦国武将にはじまり、千利休、本阿弥光悦、西郷隆盛、岡倉天心までー歴史上名の知れた人物21人の手紙を、「開運!なんでも鑑定団」でおなじみの日本書跡史の第一人者が読み解く。
材料力学を半年で学習するためのエッセンスを解説した教科書である。はじめに応力とひずみの基礎概念と両者の関係を表すフックの法則を学ぶ。これを基礎として、棒の引張り・圧縮、はりの曲げ、棒のねじり、およびその組合せ応力、さらにひずみエネルギー原理の利用から材料の強度問題まで、材料力学全般について詳説する。飛躍がないよう丁寧に数式を展開し、理論のイメージを描きやすいよう立体的な美しい図を多用し、少しでも楽しんで学べるよう工夫されている。厳選された例題や演習問題は、応用力や創造力を養うのに役立つ。
昭和60年(1985)に創設された、我が国唯一の“香り”をテーマとしたエッセイコンテスト。「香・大賞」30年記念。受賞作をひとつのかたちにまとめたエッセイ436編。
日本は海と山に囲まれ、国土の約7割を森林が占める豊かな自然に恵まれている。その一方で、雨や風による災害も多く、さまざまな防災対策は欠かせない。近年ではその研究が効果を発揮する一方で、人口増加による宅地開発の拡大や、地球温暖化に伴う気象の変動などの影響があわさって新たな大規模災害につながる頻度も増えている。本書ではこうした実態と対策を第一線の専門家が解説。今、何が起きていて、その被害の要因は何か。どのような現象によって引き起こされるのか、さらに命を守るための防災対策がどのように計られているのか、その答えを導き出す。イラスト・写真を多用し、ビジュアルで理解できる。巻末には歴史的な風水害やさらに学べる博物館リストも紹介。
愛する人と別れ、大切な家族をなくし、夢破れ、道を失っても、人はまたいつか、ちがう幸せを手にする。生きる勇気が湧いてくる。感動の1冊!
著者初のエッセイ集。幼少期から今日に至る様々なエピソード満載。「あるある」話や「へえ」という話を盛り込み、病気であろうとなかろうと関係なし。是非、手に取ってみてください。
教職課程コアカリキュラムを踏まえた教育心理学のテキスト・参考書。第1部、第2部では、子どもの心身の発達過程や、主体的な学習を支えるために必要な事柄等について、さまざまな心理学的側面から具体的に解説。第3部では、今日的な要請の高い道徳教育や特別支援教育に関する内容、教師・生徒のストレスとストレスマネジメント、教育相談、生徒指導とキャリア教育など、教育現場における諸問題や課題について紹介する。
「発想力」「柔軟性」「先見の明」-。「うつけ者」と呼ばれた男は、天下統一のため、どう動いたのか?好戦的なようで、実は冷静かつ効率的な手法を使い周囲を従えていくことにより、いちやく時代の風雲児となった武将の生涯とは!?
荒れ野の時代の中、芸術を信じ抜いた高貴なる魂の軌跡。決然と孤高を生き抜いた音楽家の生涯を香気溢れる筆致で描いた珠玉の随筆。