日本の中枢を担う大都市・東京。ここには数しれぬ邪悪が闇の中でうごめいている。人しれず東京の愛と平和を守るため、日夜この“悪”と戦い続ける者たち、それが正義の番人〈東京忍者〉だ。街角で助けを求める声がする時、高らかな笑い声とともに、弱きを助け強きをくじく正義のヒーロー東京忍者が現れる。「天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ、悪を倒せと俺が呼ぶ。東京忍者、ここに参上!」颯爽と現れ、スパッと事件を解決…。ともかく“悪”は許さない。「正義は勝つ!」正義の叫びが木霊する。待望の熱血感動なりゆく巨編、ついに登場。
ワケありな春休みのある日、冬樅が出掛けようとしたとたん、雨が降り出した。「雨なのよね…」と思わず“詠嘆”しちゃうのは、男女交際らしきことをしていた梶谷くんと会って、こっちから「もうやめましょう、さよなら」って言う日だったから。思えばすっごい舞台設定だ、なんてね。けれど、会ってみれば梶谷くん最後のセリフは、「言いたいことはよくわかったよ。じゃーな」。“わかったような口をきく”の決定版だ。カッコワリィ。「あたしにさえよくわかんないことが、なんでわかんのよー」と怒る冬樅、17歳の春は、雨音とともに始まった…。川崎ぶらVS吉田戦車が放つ、“キテる少女小説”。
作家が愛した関東一円ゆかりの地を歩く。
人生の縮図がここにある!!『伝染るんです』の吉田戦車と川崎ぶらが真理を求めて語り合う、多分大爆笑の一冊。
樟蔭学院高校演劇部のリチャードこと真行寺公大は、「地獄の天使」のあだ名を持つ学院の有名人である親友・椎名次利の、最近の行状に悩んでいた。ある放課後、椎名がまだ中学生でグレていた頃によくいた場所へ探しに行ってみると、その当時と同じメンバー達に囲まれた彼の姿があったのだったッ。
ワニくん、いっしょに遊ぼうよ。
おばあさんとフンたろうのたびはますますふしぎなことばかり!やまをこえ、うみをわたり、しまへ、まちへ、どうくつへ…。まだまだたびはつづきます。
その佇まいを一見するだけで、ノスタルジーを感じさせる駅前食堂。だが、かつての駅前文化の象徴は、今その姿を消そうとしている-。こんな現状に憤りを覚えた二人の男たちは、古き良き時代の残像をとどめるべく、東へと旅立った。
スペイン階段、真実の口、テベレ河畔など、映画でおなじみの場所から、フォロ・ロマーノ、パンテオン、ナボーナ広場ほか有名観光地、そして世界が注目したシスティーナ礼拝堂の修復を記録した日本テレビの取材スタッフ・関係者や訪問客の裏話まで、ローマを愛してやまない著者による極私的ローマ観光ガイド。
釣りに行けない日の毛バリ釣り師の心にしみる珠玉のフライフィッシング・エッセイ27編。