2008年6月〜2009年8月の日常を綴る、世界一女子高生が登場する絵日記。
長崎・丸山遊里の芸者愛八が初めて本当の恋をしたのは、長崎学の確立を目指す研究者・古賀十二郎だった。「な、おいと一緒に、長崎の古か歌ば探して歩かんね」。古賀の破産を契機に長崎の古い歌を求めて苦難の道を歩み始める二人と、忘れられた名曲「長崎ぶらぶら節」との出会い。そして、父親のいない貧しい少女・お雪をはじめ人々に捧げた愛八の無償の愛を描いた、第122回直木賞受賞作。
食いも食ったり!にっぽん全国ご当地甘味、その数なんと一都一道二府四十三県分。世に便利なお取り寄せあれど、現地に行かねば味わえない、できたてハフハフ、作りたてアツアツの味もある。すべてをのんびり歩いて味わった極上の甘味地図。あなたの住む町からも、ちょっと足をのばせば出会える、その土地ならではの老舗の味が満載。本書を読んだら、すぐにでも出かけたくなること受けあいの旅心刺激エッセイ。
おばあさんとフンたろうのたびはふしぎなことばかり!あるいてやすんでないてわらってであってわかれて…。それでもたびはつづきます。
由緒正しい直参旗本だが、無役で夜遊び好きの松平兵馬。だが放蕩がたたり、十両で姉と姪をあと一年養わなければならない状況に陥った。折しも北町奉行所の同心が相次いで辻斬りに遭い、老中・田沼意次から兵馬に、下手人成敗の密命が下る。二十五両の助っ人料に釣られ、捜索を始めた兵馬は目星を付けた怪しい浪人に身分を隠し近づくが…。
祝30周年。これまで論じられてこなかった、日本全国の本のある場所。ブックオフとはなんなのか。その魅力と、いくつかの思い出。
こうえんのぶらんこにぶたがのってきたら?3〜4歳から。
「定番のパリ観光ではものたりない」「自分だけの旅をしたい」そんなあなたにお勧めの1冊!!ガイドブックに出ていない博物館、もっと知りたい博物館、ちょっと変わった博物館、約70館。
年齢なんかに負けないぞ!五十代半ばにしてダンス、英会話に励み、劇団「樹座」の座長を務め、ぶらり旅を楽しみ、悪戯に精を出し…。遊びを極めた狐狸庵先生の抱腹絶倒の日日!「面白可笑しくこの世を渡る」「七十にしてカラむ元気」「猿が庵にやってきた」等九十七篇を収録。時代を超えた達人的生き方!
刀根新三郎は旗本の三男坊に生まれたが、訳あった現在は日本橋小舟町の棟割長屋で浪人暮らしをしている。大柄で凛々しい顔つきをしているせいで、周囲の者からは凄腕の剣客のように思われているが、実は剣はからきしダメ。刀を持つより包丁を握る方が大好きで、たまに料理屋の板場に立ったりもする変わり者である。そんな新三郎を頼って長屋の連中がやっかいな相談を持ちかけてくるが…。ユーモアとペーソス溢れる気鋭の書下ろし。
夜遊び好きで無役だが“幕府の暗殺者”としての裏の顔を持つ貧乏旗本の兵馬は、老中・田沼からある密命を受ける。それは、一橋徳川家の松平重国が伊那藩に入るまでの毒味と警護だった。道中命を狙われる恐れがあるため、家老らの動きを警戒する兵馬だったが、垣間見える重国の乱暴狼藉に疑問を感じるようになっていき…。大好評シリーズ第二弾!