グレートジャーニーとは、五百万年前に東アフリカで誕生した人類が、アジア、北アフリカを経由して南アメリカの南端にたどりつくまでの五万キロの旅のことです。一九九三年一二月、探検家・関野吉晴はこの人類の旅路を、徒歩、カヤック、自転車という、自分の足と腕の力だけでたどりはじめました。一九九九年二月から、極東シベリアをトナカイゾリ、犬ゾリで、そしてコリマ街道を自転車でヤクーツクへと進みました。春、トナカイ出産の季節をトナカイ遊牧民コリヤークとともにすごした日々もまじえて、旅のようすを報告します。
絵は生きる力を与えるものだ!「何をどう見ていいかわからない」「教養の押しつけ」そんなイメージを打ち砕き「昼寝のできる美術館」を成功させた著者が、読む人に美術の持つ力をしみこませてくれる。
余命、半年から1年…極限の状態にあって、なお愛と私を見つめた生命のメッセージ。
あんなにかわいがってくれたケイトもマイケルも、赤ちゃんがきた日から、まったくかまってくれない。さみしくなったプーシュキンは…。ひとりっこの子どもがお兄さんやお姉さんになったときの気持ちを、斬新な切り口でユーモラスに描く。山形県外国絵本翻訳コンクール最優秀賞。
ラスト・シングル「蒲公英ーたんぽぽー」までの全曲を収載。
あの、「ぼくのともだちおつきさま」の「ぼく」と「おつきさま」に、あたらしいともだちが…。あらたな出会いから、またあらたな物語がはじまります。
渇いた現代人の心に染み込む、風が運ぶ伝言(イアイ)…。沖縄から生まれた気鋭の版画家が語り下ろす、待望の一冊。
それは獲物。そう、ただの獲物…のはずだった。が、しかし、獲物であるはずの銀之介と、なぜかペットショップで犬を撫ぜて微笑む楓。これってもしかして、デートってやつではないんですか!?そんな仲睦まじい二人の姿を、偶然見つけてしまった銀花。ちびっこオオカミ少女が、これを黙って見逃すわきゃないってもんで…。そんでもって、またまた偶然、唐子も登場したりするってわけで…。人気おバカ小説シリーズ第8弾。
「詩は表現ではない」…なぜか?「これから本気で詩を書こうとする者は、なぜそうなのか、じっくり考えてほしい」と野村喜和夫氏は解説で強調する。構造を解明することにより、曖昧にされてきた詩の書法をはじめて明示した問題提起の書。
はじめて花木や庭木を植える人の入門書。小庭で楽しむ花木や庭木をカラーで145種類掲載。剪定と管理のコツがすぐわかる。すべてに年間管理カレンダーがつき、花木・庭木の基本作業をイラストで解説。
廃藩置県により斗南藩の名は消えた。だが、藩首脳部の広沢安任は、最後まで斗南藩士として生きようと決意し、日本初の西洋牧場を拓く。皆が寒冷地を捨て去るなか、官を辞し、決然と野に下り、四十不惑からの挑戦だったー。故郷を奪われた会津藩士達を描き、勝者に歪められた事実を敗者から検証する。明治百年を経た今こそ必読の現代日本再生の示唆に富んだ歴史大河小説。