今、南アフリカ共和国で起きていること、それは肌の色が黒いという理由での“人種隔離政策”。住居も、学校も、駅や郵便局など公共設備も白人とは別べつ。そのアパルトヘイトの長い歴史、仕組み、著者が南アでの取材を通して伝える過酷な現状、子どもたちの生活、廃絶と自由へのたたかいの日々、そして将来を鋭く追求する。
ぼくね、もりのなかのひみつのばしょに、はなばたけをつくったんだ。でも、へんだなあ、はながへってる。だれなんだ、ぼくのはなをとっていくのは…。
体重98キロ、誰も近づけない猛獣のようなかみ犬、セントバーナードのボスを引き取ったムツゴロウさん。よし、体当たりだ!とボスの心の治療にとりかかりました。感動いっぱい、心にしみる愛の物語。
てきぱきしていて格好よい美奈、トロくてどんくさい美穂。2人の前に予備校生の本多が現われて…。ふたごの姉妹の人知れぬ悩み。一人の男を挾んだ奇妙な恋愛関係。
顔を上げると、狂ったようにほえるテツの姿が目に入った。首筋の毛を逆立て、牙をむいているのがわかった。突っかかろうとしているみたいだった。が、何かがそれをためらわせていた。その何かを、ぼくは見たんだ。テツのむこうに立ちはだかっている。黒褐色の巨大な金目大王の姿を。ゾーッとして、それから体がガタッとふるえた。
時に荒々しく、時に繊細に流れる歴史の旋律が聞える。社会のあらゆる階層に深い亀裂が生じた南北朝動乱の時代相を劇的に描き出す。
スコットランドの小さな村スプラストンに赴任してきた若い牧師とその妻にとって、ここでの生活は本当につましく、何の刺激もないものでした。でも牧師は庭いじりを自分の趣味にしていて、自分には園芸の才能があるかもしれない、ひそかにそう思っていました。その年のこと、大衆新聞デイリーメイルがスイートピーコンテストを行うと発表しました。これはアマチュアの園芸家を対象にしたもので、一等賞金は一千ポンドというのです。若い牧師は丹精こめてスイートピーを栽培し、どうしたら花を美しいまま、二日もかかってロンドンの会場まで送れるか工夫をこらしました。ところが、もうあとすこしという大事なときになって、英国全土が干ばつにおそわれたのです。これは1911年に本当にあった話で、登場人物も、みな実在の人びとです。
ごろごろごろごろ、あっちむいてもこっちむいてもねむれないよう。こんなベッドいらないや。キッパーは、あたらしいベッドをさがしにでかけたのですが…。あひるさん、りすくん、ひつじさん…どうやって、ねむるのかな?おやすみなさい絵本。
ぼくのまちには、路面電車がはしっています。道路を自動車といっしょにはしるんだ。ちいさいけれど、とってもべんり!チンチンという音がひびくと、出発だよ。
エイズに感染した少年の愛と共生の記録。未熟児で生まれ、輸血でエイズに感染したジョナサンは、家族やまわりの人びとに支えられ、今では学校に通っています。エイズとたたかいながら生きている少年の愛と共生の日々をえがいた感動の写真絵本。
「なっちゃーん、ただいま!」ぼくは家にかえると、まっさきになっちゃんのへやへいく。なっちゃんはぼくのおねえちゃん。ようちえんのとき交通事故にあい、それからずっとベッドにねたきりだ…。そんななっちゃんと、おとうと、ゆうすけの物語。