ぼくはでかける。ゆめのなかで。ひこうきにのってしらないまちからしらないまちへ。じゆうにいきたいほうにすすむ。NYタイムズ・NY公共図書館絵本賞、ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞受賞他、世界中で高い評価を受ける実力派作家がリトグラフで描く最新刊。
とにかく前進を続けろ。一点に集中しろ。いまに存在しろ。ウルトラマラソン界の王者スコット・ジュレクは、40代で壁に突き当たり、新たな挑戦を決意する。それは、全米No.1トレイルであるアパラチアン・トレイルの最速踏破記録(FKT)を樹立すること。襲いくる脚の激痛、孤独感、幻覚。神秘的で荘厳な原生自然との闘い。妻ジェイルーや仲間に支えられながらも、立ちはだかる壁はあまりに高い。それでも走り続ける本当の理由は何なのかー。46日8時間7分にわたる、激闘を描いた極限のドラマ。
進学校の女子高で、自らを「僕」と称する文芸部員たち。17歳の魂のゆらぎを鮮烈に描き出した著者のデビュー作「僕はかぐや姫」。無機質な新構想大学の寮で出会った少女たちの孤独な魂の邂逅を掬い上げた芥川賞受賞作「至高聖所」。語り継がれる傑作二編が、待望の復刊!
牧場生活を満喫するためのお役立ち情報や、街の住人と仲良くなるための方法、1年を通して発生するイベントやアイテムデータなど、ミネラルタウンのすべてがわかる!!
「それは巨大で、凶暴で、獰猛で、何より場違いな亡霊だった」警察に呼び出された琴子と九郎。二人と因縁深い桜川六花が、奇妙な連続転落死事件に居合わせ、容疑者になっているという。六花が二人を前に語ったのは、異郷の野獣キリンの霊による殺戮劇だった。琴子たちは彼女の無実を証明すべく調査を始め、事件の背後にある悍ましい「呪い」の存在を知ることとなるー。
「性」以前の澄明な精神を求めて、自らを〈僕〉と称する女子高生徒。17歳のうつろいやすい魂とジェンダーのうっとうしさを描いて、時代の皮膚を垂直に刺す第9回「海燕」新人文学賞受賞作。
お金は魔性の女なのか?「お金の神様」邱永漢に「お金に不自由」な糸井重里が聞き出した、現実的でロマンチックな「お金と人生」の話。
イギリス南部に住むジェイクとスティーヴン。ふたりはまもなく17歳、それは人生のうちで最も輝きに満ちた年になるはずだった。だが、仲間と出かけたスキー旅行で突然の悲劇が起こる。雪崩に巻き込まれ、友達も恋人も一瞬のうちに命を奪われてしまったのだ。あまりに深い絶望から、皆のあとを追い命を絶とうとするジェイク。だが、スティーヴンの提案により、ふたりはある決断をする。自分たちの命の期限をあと1年と定め、それまでに『生命の書』に記した12の課題を遂行すること。全国紙の一面を飾る、学校を燃やす、銀行強盗をする…。運命に翻弄されたふたりが、自らの手で人生を変えようと立ち上がった。死と直面せざるを得なかったふたりの少年が、孤独や苦しみに耐えながら大切なものを見つけていく、感動の青春小説。
著者は幼い頃から数に特別の興味を示し、豆を数えて遊んでいたという。小学校時代は算数以外できず、学校も嫌いだった。数学者となってからはプリンストン高級研究所に招聘され、フィールズ賞を受賞する。数々の業績も「数学の世界に遊んでいるうちに何となく自然にできた」ことだという。数学三昧のユーモアあふれる自伝。
少年の邪悪な魂、それをもあなたは愛してしまう。サマセット・モーム賞受賞作。