第7回絵本出版賞大賞受賞作品。
マーヴィンは、いじめっ子に「鼻をほじってた」といってからかわれる。みんなに「ほじってない」といえばいうほど、うわさがひとり歩きして、親友にも仲間はずれにされ、先生にまで「きたない子」と思われてしまう。泣きそうになったマーヴィンは、ふとベッドで鼻をほじっている自分に気づき、がくぜんとする。マーヴィンはこのピンチをきりぬけることができるのか?-読みだしたらとまらず、読みおえたら勇気が出てくるお話です。
「プップー。しゅうしゅうするものありませんか?なんでもかんでも、しゅうしゅうしまーす」いったいどんなものを、しゅうしゅうするのかな?2歳から。
ちょっと前まで、ことらはすごくいたずらだった。なのに最近、机の上にもタンスの上にものらなくなった。ぼくの部屋にきても、ベッドの上で丸くなって眠っている。「ことらも十六歳だからね。人間でいうと八十歳くらいのおじいちゃんなんだから」お母さんはそういうんだけど…。
メーってないてごらん。じゅういさんがこひつじにいうとブーブー。こひつじはないてみせました。ぼくはこぶたなんだというこひつじが主人公の、オランダ、ベルギーで話題の絵本。
ある日、おじいちゃんといっしょに竹の子をとりにいったつばさ。「えっ、これが竹の子なの!?」まだけの竹の子をみつけてびっくり。つぎの日からつばさは、すくすくのびる竹の子をみに、ひとりで竹林にかよいつづけました。
この絵本は、イタリアで実際に活躍する本物の消防士と、イタリア国内外で活動するイラストレーターによってつくられました。消防士たちが日々、どのようにして仕事に取り組んでいるのかを、楽しく簡単に理解できるように描かれています。火事にいどむ勇気、問題を解決するための豊かな知恵、人や動物を助けるための強さと優しさ…。本書は子どもの想像力を広げ、大切な心を育むために役立ちます。対象年齢4歳以上。
アフリカにすむ一頭のたいくつなキリンが、手紙を書きました。配達するのは、やはりたいくつなペリカン。「地平線のむこうでさいしょにあった動物」あてに書かれた手紙が、だれにとどいたかというと…そして、それからどうしたかっていうと…?キリンはいっていました。このお話、ひとりぼっちの人、たいくつな人、いそがしい人に、ぜひよんでもらいたい、ってね。小学中級から。
中学二年の三学期。21世紀に向け、「ぼくら」は地球環境を美化するために、C計画委員会を結成した。環境をクリーンにするにはまず人間から。心やお金にきたない人間をやっつけようと、贈収賄政治家リストがのっている極秘の「黒い手帳」をかけたコンペを開催することに。マスコミ各社に手紙を送りつけ、「ぼくら」と大人との知恵くらべ大会が始まった。手帳を奪おうとする殺し屋一味と、スクープを狙うマスコミ連中がどっと押しよせて、謎解きは大混乱…。
高校生たちの天敵である駐在さんは、実に謎多き人物だ。知っていることといえば、元暴走族だったらしいということだけ。爬虫類のような顔のクセして美人な奥さんがいることを、ママチャリたちは『駐在さんの七不思議』と呼んでいた。ある日、ママチャリは、ひょんなことから喫茶店で働かされることになる。店のマスターが、駐在さんが暴走族のリーダーだったときの支部長だと知ったママチャリは、弱みを握るべく、駐在さんの過去を聞き出す。なぜ、暴走族をやめ、駐在になったのか。どうして美人の奥さんと結婚できたのか。はじめて明かされる、駐在さん衝撃の過去と感動のエピソード。