かっちゃんの様子がおかしい、と心配する悪ガキトリオのヒロとマッキー。二人は、かっちゃんが三日月池の桜に、人の足がぶらさがっているのを見たと知って、一気になぞ解きモードに突入!足の正体を明かすため、「首つりツリー」というおそろしい言い伝えをもつ桜に向かった三人。そこで、ヒロが、「だれか、気づいて…」という不思議な声を聞いてしまい…!?人気作家・あさのあつこが贈る、シリーズ第3弾。小学中級から。
ある夏の夕暮、ひとりの少年が大空に身を投げた。少年は、美しい、謎にみちた詩を残していた。「ぼくは/うちゅうじんだ/また/土のそこから/じかんの/ながれにそって/ぼくを/よぶこえがする」青春一歩前で死を選ばせたものは何か。「ひとり/ただ/くずれさるのをまつだけ…」謎はとけない。多くの人びとに深い感動をよんだ詩集に、今回新たに少年死後の、両親と読者との往復書簡を併収し、決定版とした。
18歳で光と音を失った著者は、絶望の淵からいかにして希望を見出したのかー米国TIME誌が選んだ「アジアの英雄」福島智氏初の人生論。
あるひ、うさぎのトットがはたけしごとをしているととつぜん、そらからたまごどどすーん!!とおっこちてきてー。3児のパパでもある、作者の実体験に基づいた物語。読み終えたあと、子どももおとなもみんなほっこり。
異世界で二十年間も禍々しい呪詛を受け続けていたサクと、そこから助け出した龍一が結婚!!呪縛を断ち切り花嫁を連れ帰った龍一を、兄として、次期当主の片割れとして祝福する恍一。けれどそれ以来、玉造家の周囲は俄かに騒然!!噂を聞きつけ探りを入れてくる他家の式神や魔のモノが、日々様々な出会いと災禍をもたらすのだ。そんな不安に駆られる恍一を支えるのは、恋人契約の取引をした本に巣食う悪魔・仰倉。最も油断ならないのに、最も信頼している相手に、最近は恋を自覚しているー。本が喋る声を聴く恍一と、異世界を自在に渡る龍一ー二人の兄弟が異能力を開花させ鮮やかに巣立つ、感動の最終巻!!
南太平洋の美しい秘島にタダで行けるという夢のような話が持ちこまれた!?そこは無人島で、ぼくらはジャングルの迷路で死にそうになっていると、黄金の宮殿とかっこいい王様に出会う。ところが、製薬会社の大人たちが万能薬になる秘密の植物をねらって、島を占拠しようと上陸してきた。島の自然と王国を守るため、ぼくらは勇気といたずらで、戦車や戦闘部隊と戦う!ぼくらシリーズ第19弾!!小学上級から。
白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふー若山牧水は恋人・小枝子との身も心も激しく燃える恋のさ中、どんな思いでこの歌を詠んだのか。俵万智が牧水の歌を確かな鑑賞で読み込み、恋愛を鮮やかに蘇らせる。「牧水の恋」そのものが、ひとつの生き物のように感じられる、と堺雅人氏も絶賛の画期的評伝。
ヘッセの短編小説「少年の日の思い出」を読んでチョウに魅せられた中学生は、農学部で昆虫学を学び、プロの写真家を目指した。昆虫カメラマンが何を見て、何を感じてきたのか。著者のたどってきた、ささやかな体験談、観察記。
いつもぼくのことをいちばんにかんがえてくれたかあさん。せかいじゅうのだれよりもやさしかったかあさん。ぼくがひとりだちするまで、たいせつにそだててくれたかあさん…。かあさんは、けっしてぼくをひとりぼっちにさせなかった。なのにぼくは…。
機械が一斉に暴走し、世界が終わるはずだった夜…。奇跡的に滅亡を回避した人類だったが、今度は人間同士の戦争で一歩ずつ滅びの道を進んでいた。そんな中“16bit”と呼ばれる特殊な能力を武器に戦うアルトたちに、この星の運命を託すようなメッセージが届き…?
「ぼくらの七日間戦争」を戦った東中元1年2組の彼らの前に、アメリカから木下が転校してきた。木下はUFOを見ることができるという。見に行った英治たち15人のうち、宇野と安永がUFOにつれ去られたように消えてしまう。英治たちは、二人の大救出作戦を開始。背後に宗教団体や埋蔵金伝説が!?インチキ大人と戦う「ぼくら」シリーズ第3弾!小学上級から。
夏休みに、廃工場に1週間立てこもった旧1年2組の仲間たちは、2学期になると新しい活動を開始した。その名も“一日一善運動”。彼らが次々実行する「いいこと」に、おとなたちは閉口するばかり。そのさなか、美人で有名な三年生の先輩が、校舎の屋上から落ちて死んだ。自殺か、他殺か?老稚園計画を妨害する悪質な地上げ屋と闘い、先輩の事件の真相を追及する彼らは、やがて意外な事実を知る。「ぼくらの七日間戦争」につづく、大人気痛快学園ストーリー。
すべてのジャズファンに贈る!!ぼくらはジャズ喫茶で育った!鮮烈だった60年代文化の熱き原点「ジャズ喫茶」の実像のすべてを詳述した東京・大阪・全国へのアンフォゲッタブル・ジャーニー。村上春樹がアルバイトにはげんだ「スイング」、殿山泰司が足繁く通った「新宿ピットイン」、佐野史郎が学生時代を過した「マイルストーン」、秋吉敏子がジャズピアニストを夢見た「ちぐさ」…。昭和の青春、ジャズ喫茶の名店がいま甦る。
くまが、とうみんから目をさますと、そこは、さわがしい工場の中でした!「おい、そこのおまえ、仕事はどうした!」工場の主任が、くまに近づいてきてどなります。「仕事ってなんです?ぼくはくまですよ」と、くまはこたえますが…!?小学中級から。