開拓使による欧米農業技術の導入、その歴史的場面を克明に描く異彩のドキュメンタリー。それまで我が国においては経験したことのない、未開の北方寒冷地における農業技術の成立を目指して開拓使(明治政府)が試みた洋式農業導入の実態を、膨大な開拓使文書を丹念に調査することによって明らかにした労作である。特に、農業現術生制度と試験場(官園、育種場)に関する研究は学術的にも貴重である。北海道開拓史、北海道農業発達史は言うまでもなく、欧米技術文化の移植による我が国の近代化の過程を知る上からも極めて興味深い著書と言える。
代表的な財産二八種類をとり上げ、その財産の調査の方法と差押えの仕方について、具体的な書面を用いて説明。
1971年の初版刊行以来、版を重ね続けてきた名著がついに復刊!それまで企業寄りの技術論に終始していた風潮に警鐘を鳴らし、「公害」の社会的意味を初めて問い、現在の環境学の礎となった記念碑的作品。
優れた統合的なマーケティングを行うには、まず内部組織での協働が必要であり、その内部組織に対するマーケティングの機能と役割を多角的に分析し新たな体系を再構築した労作。
エッジがなければ、トレーディングはそのコストによって長期的には損失になる。トレーディングのエッジを獲得するためには、マーケットのなかで統計的に優位な「何か」を探さなければならない。そして、最高のエッジは、トレーダー心理が引き起こすマーケットの転換期に現れる。本書では、投資のエキスパートであるボー・ヨーダーがどのマーケットでもエッジ分析を使い、現在使っているトレード戦略を磨き上げるための洞察を披露している。本書は、統計的確率の重要性とそれを人間の行動によって予測不可能になっている金融市場に応用する方法を教えてくれる。この本質をついた本書を読めば、特定のトレード戦略の期待利益を査定し、それが持つマーケットエッジを最大限に活用する計画を練り上げるための方法が分かる。
本書は、「中津川市景観計画策定委員会」による景観計画策定活動の一環として、平成18年4月から今日までの間に、名古屋工業大学大学院工学研究科社会工学専攻松本研究室が主に担当して作成した、「景観計画」策定のための資料をまとめたものである。具体的には、「景観計画」における「景観計画重点区域」予定地区として、旧中山道・中津川宿、落合宿、馬篭宿にあたる中津川地区、落合地区、馬篭地区を取り上げ、それらの地区の景観特性調査の結果をまとめた。
自殺願望患者との間に人間関係を築き、患者の安全を保証する。ケア計画には治療効果評価のルール、治療方法再検討の状況、治療終了の時期などについての規則も含まれていなければならない。自殺した患者の身近な人たちは、状況説明を受け、危機の際は支援を受けるべきである。etc…自殺予防先進国スウェーデンのケアプログラム待望の翻訳書。
激しい規格競争を勝ち残った16の事例分析から、製品ライフサイクル別の戦略定石を提言。デファクト・スタンダードをめぐる戦略論の決定版。
生命の起源と人工複製、発生と再生、進化と適応ーゆらぎ、安定性、力学系から、「生命」の本質に迫る。分野を超えてすべての読者に贈る書、待望の改訂版。