国土の六七%を森林が占める日本で、本格的な制度や政策が敷かれたのは近世にまで遡る。陸奥国弘前藩を事例に、近世における領主の森林政策と領民の利用動向の両面から地域と森林の実態に迫る。藩による林政の展開、森林利用をめぐる藩と領民の関係、近代への継承などの視点から林政史研究に一石を投じ、今後の森林管理や活用に示唆を与える。
4月開始、オンライン資格確認普及・推進のための加算等の特例措置。巻頭はやわかり!臨床現場に即した360超の症例が徹底アシスト!正しいカルテ作成や請求に役立つアドバイス満載。
明治20年代以降の文章を、文章の動態である“語り”と静態である“語法”との両面から論じる。文章を論じる際には、社会的に行われている文章と、個々人が創造する文章とを分けて考察をするのが普通の考えであった。和文体、漢文訓読体などは社会的な文章のスタイルであり、二葉亭四迷、尾崎紅葉などの文体は個人の文体であると見なされるのである。しかしこのように考えてしまうと、明治20年代以降の「表現苦時代」(坪内逍遙)の中で、書き手たちが表現の何に苦慮し、その成果を後進の書き手が受け継ぎ、新たな文体を確立してきたか、見えなくなる。E.コセリウの考える通り、言語の使い手は同時に言語の創造者でもあると考えてこそ、この問題はクリアできると考える。
グローバル化する企業のサプライチェーンに対応し、日本企業が世界規模で環境ビジネスを展開する上での最適な手法。
本書は、世界各地の大学・大学院講義で使われている群集生態学の標準的な教科書である。群集生態学について効率的に包括的な知識を吸収することができるように設計されており、オンラインでモデルを実際に動かしてみることができる工夫もなされている。これから群集生態学の研究を始めたいと考えている学部生・大学院生・研究者にとって必携の一冊。
難解と思われがちな相対性理論について、簡単な数学の知識だけで読み進められるようやさしく、丁寧に解説。相対論で出てくる特殊な概念や記号についても種々の視点から解説され、相対性理論入門の名著として好評を博してきたテキストの約12年ぶりに改訂された第3版。本書では2015年に初めて成功した重力波直接検出に関する章「重力波天文学」を新たに追加。
本書は、環境毒物化学協会(SETAC)と、SETAC環境教育財団が、組織し、実施したライフサイクルアセスメント(LCA)の技術的な研究会の議事録を文章にしたものである。
本書は、私たちの予想を超えて拡がり続けるITが、経営、人事労務管理、人材マネジメント、そして働き方などに、どのような革新・変化をもたらしているかを実務の観点から探ったものである。