大槻氏は以前から5メートル離れて観察してみたかったのですが、先日縁あって(?)ライヴを観に行き、その吸い込まれるような、宗教的な変なパワーを感じる事ができました。今作も“変”なのですが、クセになりそうです。特に(1)が。ジャケットがラヴリ〜。
デビューから73年までの2年間に発表された主要曲を収録。21年ぶりの1stアルバムの復刻でもある。土俗性の濃い歌謡曲として三上の歌を聴くとき、時代の気分によってフォーク・ソングと呼ばれた彼の、夢のようなものが見てとれるのかもしれない。
79年に「私のハートはストップモーション」で歌謡曲シーンに鮮烈にデビューした彼女。90年代に入ってからは故郷である沖縄の音楽を中心に歌うようになり、13年ぶりとなるこのアルバムでも沖縄民謡をメインに歌っている。表現力が格段に深くなった。
ベームの代表的な録音のひとつであり、同時に、この曲の代表的演奏としても評価されているもの。甘さを排した緊張感と叙情性とが全編を覆い、弛緩するところがない。ドイツ的シューベルトのひとつの典型。
平安中期の文人官僚。学問の家に生まれ、大学寮に学んだ後、歌人・赤染衛門と結婚する。詩文の才に秀で、優れた漢詩文を制作、詩集『江吏部集』が伝わる。文章博士、一条天皇の侍読などを歴任して、藤原道長とも緊密な関係を築き、晩年は尾張・丹波の国守を務める。平安朝における正統な文学“漢詩文”の世界に、大きな足跡を残した生涯を描く。
日本人の多種多様な苗字と名前は、何に起因するのか、その起源を探り、日本独特の苗字の歴史をたどる。家名と家制度、男性と女性の違い、現代の夫婦別姓問題など、様々な視点から分かりやすく説いた蘊蓄あふれる書。
落語はキャラがおもしろい、だから噺がおもしろい。笑いのツボが見える古典落語60席。
「ジーズニ」は、人生、生涯という意味で、1891〜92年にかけて作曲していたが途中で断念。一部がピアノ協奏曲第3番になったそうだ。その幻の交響曲が復元され、日本で初めて演奏されたときの映像だ。またTBS制作によるドキュメンタリーも収録。
発掘された中世都市「草戸千軒」と世界最初の被爆都市広島。平家の厳島神社、戦国大名毛利氏、広島藩・福山藩と城下町、地域独自の歴史を辿る。頼春水らと学問、窪田次郎の活動など、芸備独特の気質と文化に触れる。
自分の人生はこれでいいのかと心に隙間風が吹くことは、誰にだってあるし何度かはある。それでもまた気を取り直して生きていくのが、わたしたちの人生だ。濃密な人間関係と情念を精緻に描いた甘口ではない、大人の文学。あなたには、親友がいますか。
「城」とは何か、土塁と堀に囲まれ、もっぱら“戦争”の場と捉えられてきた中世の城や館は、じつは“政治的”“日常的”な場でもあった。武勇ではなく安穏を求めた社会の現実を踏まえ、中世の城の新たな実像に迫る。
約一万年前、地球規模の温暖化に伴って、海水が陸地の奥深く浸入する縄文海進が始まった。房総半島南端の館山湾にはサンゴ礁が形成され、鎌倉の鶴岡八幡宮や大仏境内は波打ち際だった。六〇〇〇年前には、現在より二〜三メートル高い位置まで海が広がり、複雑な海岸線をもつ入江には多種多様の貝が生息し、台地上には多くの貝塚がつくられた。本書は、当時の海に生息していた貝の化石と貝塚の貝をもとに、海流や海水温の変化を明らかにし、相模湾・東京湾沿岸の縄文時代の海岸線や古環境を復元する。
平家を滅ぼした英雄、源義経。帝王学なき帝王・後白河院、鎌倉幕府の兄・頼朝、彼らを取巻く京や在地の武士たち。すべては政治という名の巨大な歯車を形成し、希代の英雄を搦めとっていく。その生涯と失脚の真相に迫る。
PS2用ソフト『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!キラキラ☆Happy Festa!』
まなびたち5人が町の人たちを巻き込んで夏祭復活を目標に様々な困難を乗り越えていく“ハッスルアドベンチャー”!
そのゲームの主要キャスト全員で歌うオープニングテーマ、各キャラクター5バージョンのエンディングテーマを収録した主題歌CD!
大西巨人が、初めて存分に「わが文学と世界観」を語りつくした待望の書、ついに刊行!気鋭の批評家・鎌田哲哉を聞き手に、文学的信条、愛する作家・芸術家たち、中野重治・花田清輝ら同時代文学者をめぐる鋭利な考察と回想、この国の変わらぬ課題と展望を、縦横に論じる。これは88歳の現役作家が贈る、最高の「文学入門」の書である。