今、読経による癒しが注目されている。仏教を学ぶための読経は、日本に伝来すると祈祷や音楽・文学の中にも再構成され大きな影響を与えた。読経僧とそれを聴く人々を中心に音の世界に触れ、そのメカニズムを読み解く。
皇室・公家・政治家・軍人・実業家・思想家・社会運動家・学者・宗教家・文学者・文化人・芸能人など幕末から現代までの重要人物4500人を収録した人名辞典。詳細な解説はもとより墓所や著書も収載、充実した参考文献欄など調査研究に役立つ情報を満載。人名に限らず、事項・文献からも検索できる索引を付載。
いまも大勢の人々が参加し繰り広げられる祭りには、どのような時代背景や人々の思いが込められているのか。各地の民俗芸能から昭和天皇崩御の社会現象まで、様々な祭りの演出と歴史を探り、現代の祭りの意味を問う。
一家に一冊、怒りの鎮静剤。日頃の腹立ちを笑いにかえる岡林みかんの4コマシリーズ。ついに単行本化!岡林みかんの怒リラクゼーション。怒って、笑って、ストレス解消。
越訴すれば本当に首を斬られたのか、むしろ旗のもとに竹槍で武装して集まったのか?百姓一揆の通説的理解を再検討し、近世民衆運動の実態を解明。地域や時代を越えた一揆共通の作法にも迫る、新たな百姓一揆論。
全国各地に残された様々な文書や記録類。第一線の歴史学者が、これらの史料をもとに、戦国期から明治初期までを対象とし、政治・経済・社会・外交などの多方面にわたり読み解き、新たな日本近世史像を再構築する。
ルネサンス期のモンテーニュ、啓蒙主義の世紀のルソー、フランス革命前後のコンスタンー偉大なユマニストたちの思想の系譜を詳細に検討しつつ人間主義の思想のモデルを再構築し、崩壊に瀕した人間のモラルと民主主義の原理を問う。
「将軍家のお膝元」江戸には、商業の発達と共に、上方などから多くの出店“江戸店”が設けられた。呉服問屋白木屋の古文書から浮かび上がる江戸店の実態や奉公人の姿とは。大江戸に活躍した、知られざる商人の世界。
400年間続く市場の競り人が、江戸食文化と青物を語る。やっちゃ場育ちの粋人(写真家)秋山庄太郎が推奨する江戸・八百八町の世相世情と、やっちゃ場の裏表を描く。関東・関西市場の取引符丁、大公開。
琉球国とは何であったか、冊封使とは何か。琉球王国は明・清との朝貢関係のなかで独自の社会を築くが、その歴史は日本の歴史に消し去られた。冊封使関係の厖大な史料から中国と琉球の礼に貫かれた関係と歴史を描く。
大震災直後の戒厳令下、6000名以上の朝鮮人や700名以上の中国人らが殺害された。軍隊と警察は、流言蜚語(デマ)に惑わされた民間人の自警団による虐殺を抑制する側だったのか?デマの出所等から、隠された真実を暴く。
一見不正確な描写に、必要な情報がふんだんに盛り込まれ、大名屋敷や寺社を尋ねる当時必須の手引=江戸切絵図。多くの需要と熾烈な出板競争の中、知恵と技術を尽し、究極の江戸図が追求され続けた歴史の舞台裏に迫る。
行動する政治学者として新たな国家構想を提唱した横井小楠。越前藩主にして「賢侯」とうたわれ、小楠を政治顧問に幕末政治の舞台で活躍した松平春嶽。倒幕派でも佐幕派でもない第三の立場から明治維新を描き直す。