和同開珎以前の無文銀銭と富本銭の特質を再検討し、律令国家成立から平安時代の皇朝十二銭、中世の渡来銭流入に至る過程を検証。地域社会の主流であった現物貨幣にも注目し、古代社会の貨幣流通の実態と構造を解明する。
『国史大辞典』と連動する画期的年表。38000項目を収録。詳細かつ最新の信頼できる内容。近世(1600年〜1867年)の項目にも出典を新たに追加。調査・史料講読に便利な工夫を凝らした編集。「日本史備要」として使える豊富な付録。利用価値の高い索引。
迫りくる外敵、頻発する飢饉。戦国時代、領国を護り、領民を救うために大名がとった政策とは何か。民衆の立場から初めて戦国大名の危機管理の実態を解明。大名の視点からでは捉えきれなかった新しい戦国大名像を描く。
一人の死者に対して位牌を複数作り、子ども達に配る「位牌分け」。従来、祖先祭祀は父系的な家制度と不可分とされてきたが、分与された位牌は妻方・母方のものも等しく祀られる。家の枠組みを越えた「位牌分け」の論理とは何か。他家の位牌を持ち込む女性の地位・帰属にも注目し、祖先祭祀の通念と、葬送儀礼の担い手としての家族の在り方を再検討する。
古代から中世における多種多様な領域を、日中韓の気鋭の研究者三十二人が集いその諸相を描き出した待望の論集第二冊。「社会の構造と変容」「宗教と社会」「宗教と文化」の三部構成からなり、注目の最新論文十一篇を収録。
アニメ・ジャンル発の廉価シリーズ“ANIMEX1200”。懐かしのアニメや特撮ソングが、完全デジタルマスタリングの高音質で甦る。初回リリース時のジャケットデザインも嬉しい。
歴史の流れと逆行していたにもかかわらず、いつの時代も愛され続ける“新撰組”をテーマにしたNHK大河ドラマ。斬新な切り口と細かい配役、粋な人物描写が魅力で、農民の出ながら武士道を極める男たちの生きざまが描かれる。
歴史の流れと逆行していたにもかかわらず、いつの時代も愛され続ける“新撰組”をテーマにしたNHK大河ドラマ。斬新な切り口と細かい配役、粋な人物描写が魅力で、農民の出ながら武士道を極める男たちの生きざまが描かれる。
近世日本を支えた全国約540藩とその藩校を網羅した、詳細・正確な大事典。基礎用語も平易に解説。歴代藩主・藩校・藩札・藩政史料などを総覧し、全貌に迫る。豊富な図版と参考文献を掲げ、充実した付録と索引を付す。
カイルベルトはカラヤンと同い年。だからこのCDを聴くと、逆説的だがいかにカラヤンが突出した存在だったかを痛感する。でもこの演奏は、当時のドイツにおける標準的なものだったのだろうし、何よりカラヤンの陰に隠れていた“ゲルマン”が見えて面白い。