古墳時代から決別し、本格的な古代国家が形づくられた飛鳥・藤原京の時代。対外交流による文明開化と社会が大きく変貌していく古代日本の姿を、宮都や寺院跡、出土遺物・木簡や文献史科、仏像や古墳壁画などから迫る。
長年の発掘調査により、古代宮都の構造が明らかになりつつある。天皇が居住し、宮都の中心をなす重要な区画である内裏の構造を、考古学と文献史料の成果を有機的に連関させ分析する。新たな古代宮都研究の方法を示す。
泰平の世、全国の善男善女はこぞって名所めぐりの旅に出かけた。寺社参拝のために故郷を後にした庶民の覚悟や、文人層の修養と名所めぐりをかねた旅など、行動文化の視点から、旅の大衆化が進む江戸時代を探訪する。
文明開化の風吹く煉瓦造りの銀座の街。古寺織物で働くお人好しの原画師・早苗と、天才肌で我儘な刺繍師・瑞穂は、血は繋がっていないが二人きりで暮らしてきた兄弟だ。二人には秘密があるー早苗が描き瑞穂が縫った刺繍には、魂が宿り具現化するという秘密が。兄弟はある日、いわくつきの刺繍ばかり蒐集している城下子爵から、人にとり憑いているという奇妙な刺繍の検分を依頼される。それは能の『道成寺』を描いたもののようなのだが、破損し“清姫”が失われていた。早苗は瑞穂の秘術で彼女の修復を提案するがー。
商工省官僚、満州国、東条内閣、敗戦、巣鴨プリズン、保守合同、首相、60年安保…。激動の戦前・戦中・戦後の真っただ中で生き、いまの日本をも決定づけた岸信介。彼はどのような思想と体験と背景のもと、いかに困難を乗り越え、“日米安保”を決めたのか。昭和が、日本の歴史が生々しく再現され、偉人が立体感を持って歩きだす、傑作評伝。
じかんってふしぎだな。ともだちとすごすじかんはさいこう!?小学校低学年から。
西郷が目指した「国のかたち」とは、何だったのかー?アジアか西洋か。道徳か経済か。天皇か革命かー日本人はいつも自らが理想とする「国のかたち」を西郷に投影し、「第二の維新」による「もう一つの日本」の実現を求めてきた。福澤諭吉、中江兆民、頭山満から、丸山眞男、橋川文三、三島由紀夫、司馬遼太郎、江藤淳まで、西郷を論じ続けてきた思想家たちの一五〇年から、改めて「日本のかたち」を問い直す。
異世界トリップしてはや六年。異世界スローライフにもすっかり馴染んだある日、神殿の使者が来た。連れて行かれた王都で白い瀟洒な屋敷が爆破されるのを目撃。コワ〜、何あれー。って、やったの私!?しかもあれ、大神官のマイホーム!?無駄に強い神力に目覚めてしまったせいで、キラキラ大神官の(下僕)秘書として妻選びをすることに!(ワガママ)お目の高い大神官様の為に、嫁候補を探して異世界を東奔西走する私の物語。
キラキラ大神官様の厳しい条件をクリアする最有力嫁候補が現れた!ついに私の苦労がむくわれる…のか?嫁候補に会うために乗った豪華客船で人気作家と仲良くなったけれど、それを見た護衛騎士のセルゲイが不機嫌に!?まさかのヤキモチ!?(←一回言ってみたかっただけです。)チャラい美形騎士セルゲイと、冷たい美貌の騎士アレンを連れて、平凡顔の私が探してみせます大神官の嫁候補。今度こそ、この試練を終わりにしたい!
『妖精の宿木亭』の新女将になり、楽しく第二の人生をスタートした転生令嬢ラナ。手作り料理の体力回復効果のおかげで「おにぎり屋さん」と親しまれ始めたところ、今度は宿に泊まると身体の不調が治ると評判に。けれど最近、何やら宿の中で飛び回る光が…って、正体は妖精!?癒しの力を持つラナに興味を持った妖精が宿に居つき、聖獣ともいきなり契約することに!しかし、それをきっかけにラナが追放された公爵令嬢だとバレそうになってー!?
病気や症状と対決するのではない!人間が持つ本来の姿を取り戻すMRT仙骨良法40年の驚愕の成果!
幼い頃に母を亡くし、父と義母に冷遇されてきた侯爵令嬢リリーシュア。挙句の果てには、婚約者であった第二王子を義妹に寝取られ、家を追い出されてしまう。すべてを失くした彼女は、子どもの従者を二人だけ連れ、身ひとつで辺境の地へ向かうことに。あとは死ぬだけの人生だーと諦めていたけれど、ある事件をきっかけに、レアでチートな能力が覚醒!それから、どん底だったリリーシュアの日々は激変してー!?「私の魔力が聖女様レベルって…本当ですか?」神に愛された侯爵令嬢の、華麗なるサクセスファンタジー!