古代国家が、蝦夷を武力で制圧した「征夷」。伊治公呰麻呂の乱をはじめ、阿弖流為と坂上田村麻呂の戦いなど、八世紀から九世紀に至る幾多の戦乱を検証。征夷に関わった人々に焦点を当て、蝦夷支配の真実を描き出す。
往年の名曲をスーパープライスで!
本書は、あなた自身が「絶対的な法則」の中で“生かされている”という真理を明らかにし、その法則に基づいた人生の道筋を指し示すものである。
モーニング娘。の9枚目のアルバム。出す曲すべてがキラキラ輝いていた頃のグルーヴ(=求心力)は出せていないが、「グルグルJUMP」や「It's You」などアイドルらしいソロ曲には面白味がある。この期に及んでこれだけの作品をひねり出せる歌謡作家つんくにも頭が下がる。
世界の文字はどのように生まれ、発達してきたのか。古代文字から現代の文字まで歴史上に現れた全ての文字を網羅し、わかりやすく解説。発生の由来と変遷、読み方・運用・文例、伝播と影響などを詳述し、数字や記号、便利な付録も充実。1200点の鮮明な図版でわかる、読んで、見て楽しい文字の大図鑑。不朽のロングセラーに待望の普及版誕生。
将軍家の継嗣問題、畠山・細川氏の内紛、三好長慶や松永久秀らによる争乱…。応仁・文明の乱後も畿内近国では戦乱が繰り広げられた。「英雄不在」といわれる信長以前の約一〇〇年間、「都の戦国時代」を詳細に描く。
日本を世界史の渦へと巻き込んだモンゴルの襲来。飢饉・疫病と跋扈する悪党、滅びゆく鎌倉幕府。後醍醐天皇による新政と崩壊、南北朝の王統対立を経て室町幕府の成立へ、“移りゆく王権”を動乱の時代のなかに描き出す。
人に恐れられる隠密という存在も、巨大な組織からすれば卑小な歯車に過ぎないー命令権者に忘れられた男の悲哀を描く表題作ほか、歴史短篇「上意討」、悪女もの「佐賀屋喜七」など、作家デビュー前に書かれた15篇を収録。文庫化に際し、藤沢の浮世絵への並々ならぬ関心を知ることが出来る「浮世絵師」を追加した。
古代日本の北辺の天地には、蝦夷と呼ばれた人々も含め、平泉に至るまで多彩な人間の営みが展開されていた。その地に活躍し、歴史を創り出した人間の姿を、史実のなかで明らかにし、新たな古代東北史像を描き出す。
平氏権力や鎌倉幕府は朝廷に代わる政権を樹立したのか。後白河院政期から執権政治の展開まで、朝廷・武門の両者の視点で協調と対立を描き出す。武家の自立を変革の時代のなかに位置づけ、新しい歴史像を提示する。
大名行列を支えたのは「渡り者」と呼ばれる派遣・アルバイトだった。やがて彼らは「がさつ」な振る舞いで格差社会に立ち向かう…。泰平の世に武威を示すはずだった大名行列の実態にメスを入れ、近世武家政権の矛盾を暴く。
中世の葬送・墓制を正面から取り上げた初の書。公家・武家・庶民、さらに男と女の場合など豊富な事例を紹介し、その実態と歴史的変遷を解明。死体遺棄・両墓制など未解明の分野にも光をあて、葬送儀礼の淵源に迫る。
奈良朝に政界で活躍した女官。少女の時より、天武から聖武までの歴代天皇に側近として仕える。特に元明女帝との強い絆と卓越した資質で比類ない政治力を培い、夫藤原不比等の政治基盤を固め、子の橘諸兄、光明子らの政治的地位を確立させた。女帝が即位し、貴族女性の政治的活躍が求められた時代、新興氏族の藤原・橘氏の繁栄の基盤を築いた生涯。
幕末の海防や開国と明治の殖産興業・北海道開拓の時代、迫りくる欧米列強との緊張関係の中で模索された日本の近代化を史跡から読み解く。明治天皇聖蹟や沖縄の戦争遺跡など、近代の史跡指定のあり方と課題を提示する。
楚々としたナチュラルな歌声に魅了され、伸びやかで率直な表現に心が癒される童謡集である。「あめふりくまのこ」の天真爛漫な歌唱に天性の明るい気質が覗かれて微笑ましい。可愛い坊やの母親ならではの、5月の青空を思わせるさわやかなデビューCDである。★
邪馬台国論争を解決する鍵は何か。『記紀』を丹念に読み解き、邪馬台国の位置が九州北部であったことを論証。大和政権が邪馬台国を滅ぼし、どのように全国を統一したのか、その真実に迫り、新たな古代史像を描きだす。
平安期、貴族はなぜ先例を重視し儀式を運営したのか。天皇の「御後」に祗候し、「赤色袍」を着用する摂関家故実に着目。故実の形盛過程を摂関家の政略と絡めて分析し、宮廷儀礼の政治文化としての意義を解明する。