現代の生活習慣を育んだ江戸時代の「村」。苗字・土地の所持や家格と由緒に基づき、多様で柔軟に変動する「百姓」。身分制度下の村社会を、百姓・大庄屋・郷士・被差別民らの上昇願望と差別意識などから明らかにする。
アジアという視点なくして、史跡は語れない。朝鮮半島に築かれた倭城、キリシタンの遺跡、南蛮交易都市=堺・平戸・豊後府内・長崎、琉球王国とグスク、アイヌとチャシなど、史跡から浮かび上がるアジアとの交流を描く。
さまざまな身分の人が集まる近世都市。貨幣経済のなか、人々は身分をどう捉え、行動したのか。商家や武家の奉公人、町奉行所の役人、代官所の御用請負人、そして、長吏たち…人・モノ・情報と身分の関係を描く。
「県民気質」として今なお意識される地域性。郷土意識や他の地域への優越・劣等感はどのように生まれたのか。村・町から藩、さらに「日本」という領域へ。地域意識の目覚めから、新しい近世日本の姿が浮かび上がる。
素材の味をごまかさず、その味、その風味をいかすような、農産加工の知恵やワザを多数収録。
運命・秋桜・女性・生命・理由・豆富・ふれ愛・本気・夜露死苦…現代の当て字・当て読みを豊富に採録。普通の辞書には載らない漢字表現を満載。漢字はここまで読める・使える。
昇進を目論む武士、公家文化に憧れる大名、寺院世界の頂点=門跡の葛藤、神社世界の昇進願望。厳しい身分序列にさらされるが故に、さらなる上昇を目指す人びと。支配階級の身分願望とそこに生まれた軋轢や反発を描く。
五世紀半ば、ブリテン島を支配していたローマ人が去った後にやってきたアングロサクソン人。彼らはいかにして「七王国」時代を築いたのか。イングランド王国として統一されるまでの、知られざる英雄たちの活躍を描く。
承久の乱を乗り越えた幕府では、執権北条義時が没し、義時後家伊賀氏とその兄弟が企てた一条実雅・北条政村の将軍・執権擁立計画を封じ、北条泰時が執権に就任する。大江広元・北条政子ら、幕府草創以来の大物が相ついで没するなか、摂関家出身の藤原頼経が将軍に就任し、新御所の造営も行われ、幕府政治は新たな段階へと移行してゆく。
古都京都の夏を飾り、毎年何十万人もの人々を魅了する祇園祭。この祭はいかにして一大イベントになったのか。江戸時代を中心に、鬮取、山鉾の巡幸ルート、宵山の盛大化などの変遷を辿り、祭りと町の歴史の真実に迫る。
昔の日本人はどのように話していたのか。『万葉集』の漢字の使い分けやキリシタン資料などから話し言葉を再現し、古代から近代まで言葉が次第に変化する様子を解明。形に残ることのない「話し言葉」の歴史を考える。
必要な道具は一切なし!みかんさえあれば誰にでも簡単に作れる、おいしくて楽しいこたつの上のエンターテインメント!3分でできるみかんのむき方ウルトラテクニック全24種。
源頼朝の鎌倉入りから一五三年、不敗の歴史を誇った鎌倉幕府はなぜ呆気なく敗れたのか?政変や戦乱の経過のみならず、幕府政治の根幹を成す御家人制の質的変化に注目。定説にメスを入れ、幕府滅亡の真実に迫る。
「強く、そして豊かに生きるために」-名僧・空海は、理論やリクツではない、生活、人間関係、仕事、そして人生を豊かに充実させる「実践的な知恵」を残しています。本書で紹介する「言葉」が人生を確実に変えていきます。
旧石器時代から今日までの三万年間、日本人は何を食べてきたのか。生産・加工・流通や、飢饉・農業政策・饗宴・流行・事件・新製品など、“食”にまつわるあらゆる事項を網羅。数多くのエピソードを満載し、どこから読んでも興味の尽きない構成で、楽しみながら日本の“食”を理解できるユニークな年表。便利・詳細な索引を付載する。
寛喜の大飢饉。繰り返し襲い来る大火・怪異・疫病・地震・洪水。日本最初の武家法典『関東御成敗式目』の制定。評定衆による合議制の確立。天災に、幕府運営に、奮闘努力する執権北条泰時。泰時の主導のもとに花開く執権政治。それは鎌倉幕府の黄金時代であった。そして泰時の孫経時・時頼、甥金沢実時ら、次代をになう若者たちが元服を迎える。
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