きらびやかな屏風絵で知られる尾形光琳は、死後百六十年後の西欧や二百年後の日本で新たに評価され、再生を繰り返した。作品を語る「装飾的」という言葉の由来をもとめ、時空を超えて生きつづける光琳の軌跡を辿る。
桓武天皇による新たな王都=長岡京・平安京より京外の白河・鳥羽へ政権拠点が移行する院政時代へ。初期荘園や平安仏教、摂関家の宇治や平泉などの平安遺跡から、日本の風土に育まれた独特の文化が花開いた時代に迫る。
将軍・老中・火付盗賊改・畳奉行・鷹匠、江戸城・陣屋・奉行所、参勤交代・幕府の儀式…。家康から慶喜まで、265年にわたり日本を治めた江戸幕府。最新の成果で描く概論と、職制・陣屋・儀式などの用語解説で、幕府の基礎情報を集成。役職存在期間一覧、索引などの付録も充実した「江戸幕府」百科の決定版。
一人の死者に対して位牌を複数作り、子ども達に配る「位牌分け」。従来、祖先祭祀は父系的な家制度と不可分とされてきたが、分与された位牌は妻方・母方のものも等しく祀られる。家の枠組みを越えた「位牌分け」の論理とは何か。他家の位牌を持ち込む女性の地位・帰属にも注目し、祖先祭祀の通念と、葬送儀礼の担い手としての家族の在り方を再検討する。
万葉集は、古代史の宝庫である。有間皇子・額田王・大伴家持など、白鳳・天平時代を代表する歌人たちの生き方や政治とのかかわりを追究。作者の心理まで立ち入り、日本書紀・続日本紀では窺えない歴史の一面を考える。
近世大阪随一の富豪鴻池家の初代から近代までの一貫した歴史を、従来未公開であった厖大な資料によって丹念に追求した力篇。醸造業から海運業へ、そして大名貸その他の金融業へと発展する財閥成長の過程を、歴代当主のすぐれた業績と人物とを織込んで叙述し、特にその同族組織や事業内容をも克明にえぐり出した画期的著作。
ちょっとほしい、いっぱいほしい
「POP UP PARADE」は、思わず手にとってしまうお手頃価格、全高17〜18cmの飾りやすいサイズ、スピーディにお届けなど、フィギュアファンにやさしいカタチを追求したフィギュアシリーズです。
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※商品の塗装は彩色工程が手作業になるため、商品個々に多少の差異があります。予めご了承ください。
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【付属品】
専用台座付属【対象年齢】:【商品サイズ (cm)】(高さ):16.5
競馬文化導入の背後にあった国家戦略、「自然」な食肉をめぐる生産者と消費者の葛藤、食虫文化が形成する新たな共同体…。近代から現代へ発展・変貌を続ける人と動物のさまざまな関係性を描き、その未来像を模索する。
晩年の詩人に寄り添いながら詩との対話を通して詩を読み解き、詩人の声と姿を伝えるユニークな茨木のり子論。
奇妙な原稿が、ある新人賞に投稿された。“私”は友人から応募者の名が「三津田信三」だと知らされるが、身に覚えがない。そのころ偶然に探しあてた洋館を舞台に、“私”は怪奇小説を書きはじめるのだが…。本格ミステリーとホラーが見事に融合する三津田信三ワールドの記念すべき最初の作品が遂に登場。
中世の国制の中で、幕府は軍事とどのように関わり展開を遂げたのか。京都大番役や「某跡」賦課方式など、御家人制の諸相から幕府の特質を解明。異国警固番役や本所一円地など、室町期荘園制や武士団結合にも説き及ぶ。
近松門左衛門=心中物禁止、英一蝶=三宅島流罪など、江戸時代は、筆禍事件の続発ときびしい言論統制、弾圧の時代であった。市民的な文化活動の盛行と幕府による統制・弾圧の実態を当時の世相を交え、わかりやすく描く。
デビューから73年までの2年間に発表された主要曲を収録。21年ぶりの1stアルバムの復刻でもある。土俗性の濃い歌謡曲として三上の歌を聴くとき、時代の気分によってフォーク・ソングと呼ばれた彼の、夢のようなものが見てとれるのかもしれない。
五世紀半ば、ブリテン島を支配していたローマ人が去った後にやってきたアングロサクソン人。彼らはいかにして「七王国」時代を築いたのか。イングランド王国として統一されるまでの、知られざる英雄たちの活躍を描く。