自分の将来について悩む、高校3年生の青春を描いた表題作と色褪せることなく胸に残る小学校最後の夏休みの友情物語、二編収録。
姉弟で寝た二段ベッド、公園で拾った十円玉、墨汁まみれになった書道教室、気になる男の子と共有した秘密、親友の引っ越し…子供の頃に誰もが経験した出来事が、鮮やかな筆で再現されたエッセイ集。
知識の羽でどこまでも、いつまでも、自在に飛びまわりたい。含蓄あふれるエッセーをあなたに。
昭和25年〜48年、戦後の復興期。そこには貧しくても活気ある日本があった。私たちが忘れていた昭和をオランダ人が克明に記録していた。
「ちょっと待って。いまいった言い方って、英語にもあるのかな?」なぁーんていうこと、皆さんには、きっとあるはず。“LEAVE IT TO ME!”=まかせなさい!私が、トライしてみせます。
後醍醐帝が理想とされた王政復古成り建武新政が始まったが、肝腎の戦後処理に失敗して活気がない。むしろ不平不満が溢れている。北条の残党が各地に決起し鎌倉を奪回、直義は敗走。弟を助けに急行した尊氏には逆賊の汚名が。二人天皇のいずれが正統なのか。尊氏は逆賊で正成は忠臣か?人間の業、権力の魔性故に欲望が狂い踊る無限の暗黒時代をかき探る。
「山手線」をめぐる人間ドラマ。