四季折々の食卓を飾る作物にも物語があった。写真とエッセイが織り成す絶妙なハーモニー。
古びた写真のセピア色の過去と、時の先端を走る現実との、ほろ苦くも官能的な交錯を4つの連作で描く、ちょっとバロックなラブ・ストーリーズ。
本書は、わが国のリンゴの樹形と剪定技術の本質と、その発達の背景について、たんねんな調査と実践的研究の積み重ねをもとにまとめたものである。
まちのなかのくだものやさん。りんごが、1こ、そっとかざられています。そこをとおるひとが、それぞれにじぶんがかんじた「りんご」へのおもいをかたっていきます。りんごは1こですが、いくとおりもの、りんごがあることに気づきます。〈1こでも100このりんご〉です。
光と影の分裂の時代から実像の時代に向けて,200年の足跡を検証し、新たな日ロ関係を考える。
「とにかくやってみたら」「あなたの勇気が必要です」こんな10代のボランティアが全国の仲間に向けた、熱いメッセージ満載のボランティア学習ハンドブック。
小さな偶然とそれを見逃さなかった洞察力が、かずかずの成功へと導いた創造の過程を追う。サクセス・ストーリーを超えた示唆に富む人間のドラマ。
あっという間に人びとを呑み込む、怖い国境。そのはざまに転がる、ちっちゃくてしわくちゃな一つの林檎…。激動の現代史の現場から、自分史をからめて綴るルポルタージュ・エッセイ。
りんごえんにうまれたわたしは、なえ木といっしょにおおきくなりました。春、夏、秋、冬。りんごの木とくらす、わたしのうたをきいてください。
かたくしばれあがった雪野原が、遠くかすむピンネシリの山までも続く“かた雪”の日。ぼくらは「どこまでもどこまでも行くたんけんたい」を結成した。
15代続く競り人伊勢長が、元禄から現代まで、代々商売日誌で語る、青物市場の裏表。やっちゃ場競り人たちの400年。