2005年1月の台湾公演を中心に、アメリカ・上海・シンガポールなどで行なわれたワールド・ツアーの模様を収めたライヴ・アルバム。CD化されていない「花」も収録し、台湾カリスマ・バンドの魅力を凝縮する。
大阪出身のポップス・バンド。東京進出後はさまざまなイベントに参加、2002年末のメンバー脱退を経て、サード・アルバム発表となる。リリカルな詞と、印象的なメロディラインによって保たれているアンバランスなバランスに、楽曲に対する真摯なキモチが織り込まれているよう。
前作からほぼ1年、メジャーからは4作目となるフル・アルバム。キーボードを弾き、歌が唄えるデュオという特長を最大限に生かそうとしている12曲を収録している。微妙に異って当然の二人の音楽的素養が、がっちりと噛みあうことで幅が拡がっている。
収録曲のタイトルを見ただけで、時代は一気に昭和の中期。まだ貧乏ではあったが、あしたはいいことがあると思えた時代だった。浅草の芸人にも夢があったんだよなぁ。何といっても(2)でキマり! それにしても、こんなテンポが緩かったとは驚いた。