この一回きりの生を、両腕にひしと抱き、熱烈に、本気で生きなければ、もうそれは二度と味わうことができないのだ-愛や、恋や、そして友情。生きることの喜び、人の心のよりどころを求め続けた著者が、半年の病を経てつづった、心を打つ名エッセイ。
ストリートで今も語りつがれている伝説の作家がいる。その男の名は、アイスバーグ・スリム。1918年、ゲットーに生まれ落ちた彼は、虐げられた社会構造に対抗するため、ピンプといわれるポン引きの世界で栄華を極めた。30年にわたりアメリカ裏社会に君臨したのち、作家に転身。これは彼が、勇気と波乱に満ちたピンプとしての半生を描いた渾身の自伝小説である。人々を魅了した、驚くべきリズムとユーモア、そして真摯なメッセージ。アイスバーグの言葉を聞いた若者たちは立ち上がり、彼の言葉をラップのリズムにのせ、新しい黒人文化を生み出すことになる。アメリカ、イギリスで旋風を巻き起こしたストリートのバイブル、ついに日本版登場。
「万葉集」、奈良時代に成立したといわれる日本最古の歌集である。愛を語ってこれほど大胆な野性にあふれ、素朴で哀しく、しかも美しい彩りにみちた歌集は世界のどこにもないだろう。歴史への深い洞察力を持つ著者が、「日本人にとって『愛する』とは」という主題のもとに、万葉人の恋の歌を味わいながら、日本人の心のかたち、愛の原点とは何かを探り出す名著。
現代でも、命がけで戦い続けているレシプロ戦闘機たちがいる。彼らの舞台は血なまぐさい戦場ではなくアメリカ、ネバダ州のリノ・エアレースのレーストラック。チューニングされ、派手なカラーリングをまとったマシンたちは時速800kmを超える極限のスピード域で今年も戦い続ける。リノ取材歴10年を超える3人が追ったリノのストーリーを満載。
そびえ立つ山と森、草原、そして清流。遠い昔、狼たちは各々の猟場で平和に暮らしていた。四本足の動物も翼を持つ鳥も、生命ある物すべてが平等に生きよという「ワカの掟」をまもってー。そこに突然、巨大な黒狼をリーダーとする集団が襲う。シリキたち狼兄姉の苦難にみちた闘いの旅を描く壮大な物語。小学校上級以上。
「好きな人は誰か」と友だちに聞かれた睦は、「クルちゃん」と答えた。来栖貴文、睦の同い年の幼馴染みだ。「来栖は男。そーゆー好きじゃなくて…」と言われても、睦には「そーゆう」がどういう「好き」なのかわからない。睦が「好き」な、たくさんの人や物の中でクルちゃんが一番好きだから。そんな時、来栖が女の子とキスしているところを見てしまった睦は、自分もキスをお願いするが…。
本書は、「オラクルマスター教科書シリーズ」の1冊で、試験科目1Z0-040J「Gold DBA10g新機能」を受験し、合格しようと思われている方のための学習書です。本書の特長は、大人気のオラクルマスター模擬試験ソフトウェアiStudy for Oracle Master(CD-ROMに収録)との併用により、立体的に学習して非常に効果的に受験準備をすることができる点にあります。
任天堂のゲーム曲ばっかり99も収録。おなじみのタイトルがズラズラと。普段からゲームやらない人のほうが楽しめるかも。プリセットのサンプル音源内蔵のキーボード(小型)で遊んでいるような感覚がくすぐったい。古典でしょう、これらはみんな。
同時代の民謡を目指して平成の新民謡運動を展開している伊藤多喜雄が、村や町の復興に民謡で一役買っているのが実感できるアルバムだ。さらに教育現場で民謡が珍しく注目され、“南中ソーラン”の出発点となったツッパリでも踊りたくなる曲が(1)だ。
哀しいまでのオカシ味が漂う高田渡の唄には、理由なく感激するひとたちがいる。'71年という時代に同時代人として生きていた、と実感させるのがこのアルバム。はっぴいえんど、加川良、遠藤賢司らが参加している。
徳島出身の女の子三人組バンドのファースト・フル・アルバム。キュートなヴォーカルとキッチュなサウンドで同性からも共感を得られそうな仕上がり。赤色をバックに三人の顔をかたどったジャケットは内容に比してハードな印象だが。
弁護士の秋芳は、父が作った莫大な負債の代償として極道・屋久の所有物にされてしまう。屋久とはかつて容疑者と弁護人として出会い、想いを通わせたものの、秋芳には彼の激しさを受け止めきれなかった過去があった。再び目の前に現れた屋久に、組の顧問弁護士になること、屋久の望んだときに抱かれる娼婦になることを命じられ、秋芳は衝撃を受ける。つっぱねる秋芳に屋久は、力ずくでその体を奪い、所有権を知らしめるがー。
夏がやって来ました。「夏」といえば、海水浴、夏祭り、花火…楽しいことが、いろいろありますね。でも、ポンポンの頭の中はやっぱり、夏のおいしい食べ物のことでいっぱいです。