梁木瑞生はホテルのロビーで大学の助教授・稲田多紀と出会い、ベッドを共にする。目立たず凡庸な外見とは裏腹に、ベッドでの多紀は淫乱なケダモノだった。妻や娘と別れたばかりの多紀の元で、瑞生は一緒に暮らすようになるが、瑞生一人では満足できず違う女を連れこむ多紀に不信が募りはじめー。カタチのない“愛”の姿を描いた意欲作!その後の二人の書き下ろしあり。
傷つくのが怖くて、愛することをためらっているあなた。「いい人」を演じすぎて自分を裏切り続けているあなた。もっと「愛する」ことに勇敢になってみませんか。
首都高速道路は、世界でもっとも厳しい高速である。首都高には、怖い合流、わからない分流、恐るべきブラインドコーナー、ありとあらゆる苦難が待っている。トドメはネットワークそのものの欠陥による恒常的な渋滞だ。こんな物凄い都市高速は世界に例がない。ある意味、首都高はワールドチャンピオンだ。
人魚の国の王様の末っ子・深月は、16歳の誕生日目前に衝撃の事実を聞く。なんと誕生日を迎えたら、自分は結婚しなくてはならないらしいのだ。しかも、相手は数回しか会ったことのない陸の人間・〓@50FC@と知り、なぜ男の自分が男と結婚しなくちゃならないのかとショックを受ける。落ちこんだ深月は、そのまま人間界に家出してしまい…。全編書き下ろしのラブラブコメディ。
「職人の仕事ってのは、生産をあげなくちゃいけないんです。道楽でやってんじゃないんだから」「わたしは“大変”と“いそがしい”って言葉が大嫌いなんですよ」など小気味よい職人のセリフ。銀座でその作品を手に入れることのできる職人を訪ねる。椅子職人の家に生まれた著者が紡ぎ出す、24人の興味深い職人の何処か懐かしい世界。
かわいそう…哀しくて涙が止まらない。暮らしを共にした愛する猫との別れが、こんなにも辛く哀しいなんて…。月刊『猫の手帖』に寄せられた数多くの投稿手記の中から、特に感動を呼んだ愛と涙の14のストーリー。
友人・知人100人が語る涙と笑いの熱きメッセージと感動のエピソード集。
リオ・デ・ジャネイロ、サンパウロ、アマゾンの小さな町、…そしてもちろんリスボンでも。ポルトガル語入門の最新決定版。
『海からの贈りもの』のアン・モロウ・リンドバーグ、『沈黙の春』のレイチェル・カーソンと並んで、アメリカ女性の自由でたおやかな知性を代表するメイ・サートン。彼女が『独り居』について、人生について、じっくりと肉声で語ります。
ルー国の王子であるカ・ルーは、18歳の成人を目前に、結婚相手を決めなくてはならなかった。国のしきたりで、成人と同時に結婚しなくてはならないのだ。だが、隣国の王子・セオドアは、カ・ルーが女と結婚するなど大反対だった。もう何年も前からカ・ルーに恋しているセオドアとしては、彼を自分の嫁にしたいと思いつづけていて…。-王子様のカ・ルーは、別の国のお姫様になれるの。
祖母の家にある蔵の中で、勇気は妖しげな雰囲気の祭壇を発見する。そこに奉られている御神体の鏡から、超美形の謎の人物・千波矢が出現し、気がついたときには、勇気は彼の『契約者』にされていた。そして、千波矢とともに鬼退治するハメに…。だけど、勇気が『契約者』でいつづけるためには条件があった。なんとそれは、『童貞』のままでいなくてはならないという、勇気にとっては超不本意なことでー。まつりのバイオレンスラブコメディ。
演劇一家に育った女顔の美青年、有栖川凛。父の愛人の子であることと、演劇の才能があまりぱっとしないこともあって、家族に対して少々引け目を感じていた。妹の玲の身代わりで男と見合いをさせられた凛は、見合い相手の社長令息、海棠貴之にいきなり口説かれる。身の危険を感じて「自分は男だ」とばらしたのに、なぜか貴之はそのまま凛を押し倒して…!?ボーイズ・シンデレラコメディ。
高校・大学・会社と、ずっと腐れ縁である吾朗に告白された要。気がつけば、おつきあいすることになっていたけれど、自分に対する吾朗の愛情表現は、なんとなーくアブナイと思わずにはいられない要だった。とりあえずはラブラブな日々を送っていた二人の前に、吾朗を慕う後輩が入社したことから、またまた大問題が勃発!?要を狙う新キャラも出現して、ラブバトルはさらにヒートアップ!!前作『ざけんなっ!!』よりパワーアップした続編が登場。
新しく部下になった男、厚沢は、平然と「女が嫌い」と言い放ち、堂々と糸賀を誘惑する変わった男だった。彼に魅了され、愛しはじめていた糸賀は、なんとか普通の…女と暮らす生活に戻ろうと、厚沢から離れようと努力する。が、気の強い厚沢の、せつない過去を知り…。-激しい愛情は、時として人生を狂わせることがある。厚沢一意が寄せる一途な想いは、まじめで冷静な男であるはずの、糸賀義行の運命を変えようとしていた…。大人の恋愛物語。
女だと思いこんで美幸が告白した相手は、なんと男…。それも、SM界の『伝説のご主人様』だった。その男・宗一郎は、男とは恋愛できない、この告白はなかったことにと言う美幸に、経営するSMクラブの正社員にしてやるから一緒にいてくれと提案する。失業中で喉から手が出るほど仕事を欲していた美幸は、かくして、宗一郎が用意する荒縄製の罠に足を踏み入れることに。
NHKおしゃれ工房「ガーデニングレッスン」などで大人気の吉谷桂子さんが、花のある暮らしを素敵に演出するとっておきのアイデアを紹介。