ライム・シンジケートのリーダーとして新人の発掘にもいそしむアイス・Tの日本デビュー盤(通算3作目)。言論の自由を謳って過激なラップを展開する彼には、いろいろな議論があるようだが、緊迫感あふれる、西海岸のポジティヴ・ラッパーだ。
国内外の数々のフィギュア・スケート選手たちが演技の時に使用する楽曲を集めたコンピ・アルバム。有名曲+人気曲が多数収められているので、入門者向けのクラシック・コンピとしても楽しめる。
サラ・チャン、20歳を迎えた年の録音。タイトルどおり、情熱がほとばしる曲と、ヴァイオリンの甘い響きを前面に押し出した曲とが、ほぼ交互に繰り出される選曲だ。歌心満点のドミンゴの指揮と一体となった名演集。
フォックス初のCGアニメも笑わせて泣かせる。音楽がライバル『モンスターズ・インク』のランディ・ニューマンの従兄のデヴィッド・ニューマンというのもおもしろい。正統派アニメ音楽で、ドタバタの情景が浮かんできそう。で、最後はホロリとさせる!
ベスト盤を機に原点であるハードコアな部分を見つめ直したかのようなアルバムは、オリジナルとカヴァー(シェルターなど)半々から成り立っている。結成10年を過ぎようとも迸るエネルギーは新鮮で、音の手触りだけではない親密性という部分でのライヴが体感できる。
フィギュア・スケートでよく使用されるクラシックの楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。荒川静香が使用した「誰も寝てはならぬ」以来、使用楽曲は日本選手の活躍とともに脚光を浴びており、押さえておきたい一枚だ。
ニュー・ファウンド・グローリーの2008年5月発表のオリジナル・アルバム。彼らならではのポップでキャッチー、それでいて重量感のあるサウンドが楽しめる。ゴリラ・ビスケッツやシェルターのカヴァーにも注目。
オハイオ州ヤングスタウン出身のヒップホップ・アーティスト、リプシーの日本デビュー・アルバム。耳なじみの良いライト・チューンやフロア直系の躍動感あふれるナンバーなど、あらゆる才能を感じさせる一枚だ。
『ウンジャマ・ラミー』からの第2弾企画CD。パラッパが、ゲームで流れている曲をヒップホップにアレンジして届けてくれる。また初回生産限定で、スーパー・ピクチャー・レーベル仕様に。
トム・ダウトとトニー・ジョーのプロデュースによるアット・ホームな超自然体の歌。落ち着いて自らを歌うトニー・ジョーを渋いやつらがやんわりと盛り上げる。ナッシュヴィル録音。気負いのなさは自信の現われ。のびやかだがもちろん頑固そのもの。