クズノハ商会の代表として最近あちこち飛び回っている深澄真です。リミア王国訪問の最中、所用があって魔族領内にある小国ーケリュネオンに立ち寄ってみた僕ら。再興の途上にあるこの国は、冬の寒さや豪雪、慢性的な人手不足と色々苦労しているみたい。何か雪対策に利用できないかと考えて閃いたのが…そう、温泉。火山とかあるし、出るよね?という事で、掘りに来たんだけど、何この猛吹雪!?それに街からも遠くて、普通の人じゃ近づけないよ。まあ、温泉の事を聞きつけて日本かぶれの従者が妙に張り切っているから、なんとかなる…かな?
クズノハ商会代表の肩書きがすっかり板についてきた深澄真です。リミア王国の大貴族に頼まれて、ナイトフロンタルと呼ばれる湿原の調査に乗り出した僕らクズノハ商会。ひとまずボロ小屋を改修して拠点を築いたんだけど、なんといきなり建物ごと湿原の奥地に飛ばされてしまう。さすが呪われた地なんて言われるだけの事はあるね。とはいえ、この程度で怯えている場合じゃない。僕は土と火の上位精霊を呼び出して、この地の問題解決に協力させる事にした。彼らによると、どうやら湿原の最奥に精霊を喰らって霧に変えている大樹があるらしい。さっそくその場所に向かってみたものの、待っていたのは予想外のモノでー!?
商会を営む傍ら、ロッツガルド学園で講師をしている深澄真です。元竜の巴、元蜘蛛の澪、元死霊の識、三人の従者に支えられて、今日も異世界で頑張ってます。魔族の襲撃から勇者を救出するためにリミアの王都に飛ばされた僕と識は、正体がバレないようにコスプレ姿で魔将と対決。ところがそこに、更なる乱入者が現れた!ヒューマン最強の女剣士ー竜殺しソフィアと、刃竜ランサーのコンビ。彼らが降らせた光の剣の雨で王都は壊滅状態になってしまった。勘弁してよ…もしかして、僕を追ってきたとか?上位竜を狩って力を吸収しているみたいだけど、こっちだって以前のままってわけじゃない。識と二人で相手してやるから、かかってきなさい!
最近変な夢を見る、深澄真です。元竜の巴、元蜘蛛の澪、元死霊の識、三人の従者に支えられて、今日も異世界で頑張ってます。変異体騒ぎや魔族の襲撃による大混乱も収束して、ようやく復興が軌道に乗りつつある今日この頃。僕は王国やら帝国やらのお偉いさんから呼び出しを受けて、商会の代表として挨拶回りに奔走しています。ついでに上位竜の卵の配達なんかも頼まれちゃって、もう大変!そんな中、兼ねてから話があった魔族の招待を受ける事を決意した僕は、ヒューマン未踏の地、魔族領の奥深くに足を踏み入れる。噂に聞く魔王様といよいよご対面…なのですが、なんか凄い歓迎ムード!?ただの商人相手に、ちょっと大袈裟じゃありませんか?はてさて、どうなる事やら…。
商会の代表としてあちこち駆け回っている深澄真です。僕は今、元蜘蛛の澪、元死霊の識を連れて、遙か北方の魔族領を訪れています。身分的にはただの商人にすぎない僕ですが、なんと魔王様が直々に歓待してくれて大困惑。連日の宴で僕の精神的疲労はマックスです。おまけに、親善試合に出てくれだなんて…。正直、ちょっと面倒くさい。でも、本当に良くしてもらっているのでここは受けるのが筋だよね?そんな僕と魔将の親善試合の会場に反魔王勢力の刺客が乱入。捨て身の襲撃も虚しく無事鎮圧…と思いきや、なんと彼らにはとんでもない切り札が。夜空を貫く黄金の光とともに、魔族の都市に甚大な被害をもたらす“災厄”が迫る。このままだとどれほどの犠牲者が出るか分からないし…仕方ない、僕らもひと肌脱ぎますか。澪、識、悪いけどちょっと手伝って。
時々ロッツガルド学園で臨時講師をやっている深澄真です。魔族領への外遊から戻ってようやく一息つけるかと思ったら、亜空もロッツガルドも大忙し。そんな中、久々に顔を出した学園で僕を待ち受けていたのは、部屋いっぱいに溜まった大量の書類。…え、これ全部見なきゃいけないんですか!?なんでも、僕の講義に参加希望者が殺到して受講枠を争っているんだとか。本当は講義の回数を減らす相談をしようと思っていたのに、事務局の人に泣きつかれちゃってそれどころの騒ぎじゃない。亜空では移住希望者の選定や騒がしいけど影が薄い妖精族の尻拭いもあるし、僕はパンク寸前!
学園講師と商会代表、二足のわらじで頑張る、深澄真です。元竜の巴、元蜘蛛の澪のお騒がせコンビ、元死霊の識をお供に従え、異世界ライフを楽しんでます。闘技大会団体戦決勝は、僕の教え子であるジン達の大勝利で幕を下ろしたんだけど、敗者となったイルムガンドに異変が…。みるみる内に姿が変化していき、化け物へと変異してしまいました。…これはちょっとヤバいかな。イルムガンドの変貌と時を同じくして、ロッツガルドの街中にも化け物が湧き始めたらしい。識によれば、この騒動を裏で操っているのはどうも魔族みたいなんだけどー。この街には僕が初めて構えた店舗もあるんだ。たとえ相手が魔族であっても、降りかかる火の粉は全力で払わせてもらいますよ!ここはひとつ、亜空に住まう皆も総動員して、ロッツガルド救出大作戦、決行といきますか!!
異世界で頑張る薄幸系男子、深澄真です。元竜の巴、元蜘蛛の澪のお騒がせコンビと、元死霊の識をお供に従え、学園講師に商会運営と忙しい日々を送っています。ようやく訪れた夏休み。たまにはじっくり腰を据えて、魔力強化とか新しい課題に取り組もう!生徒達にせがまれて夏期講義をする傍ら、僕は図書館司書のエヴァさんが貸してくれたマニアックな論文を毎晩コツコツ読み進めてる。「魔力の物質化」に関する内容なんだけど、魔力の出力アップにも応用できるんじゃないかって少し期待してるんだよね。試しにちょっと実験してみたら、本当に実体化しちゃったよ、僕の魔力。まだまだ改善点は多いけど、これってうまくすれば鉄壁の防御になるんじゃない?最近、生徒達もやる気が凄いし、僕も負けてられないからね。ここはひとつ、新技マスターして講師としての威厳ってやつを見せてやるとしますか!
ロッツガルド学園の講師の傍らクズノハ商会の代表をやっている深澄真です。いよいよ響先輩のホーム、リミア王国への訪問の日がやってきた。先輩とゆっくり話す機会がありそうなのはうれしいけれど、物事そんなに上手くはいかない。なんかのっけから巫女さんが僕の顔を見るなりぶっ倒れて、波乱の幕開けです。なんでも彼女、その人の本質を見る力があるらしいけど一体何を見たのやら…。そういえば、澪も妙に張り切っていていつもと様子が違う感じ。頼むから、厄介事は起こさないでよ。