国を守護する力を宿した、聖女のルイーゼ。彼女は毎日祈りを捧げることで、魔物に力を与える『魔窟』を封印しているが、長らく平和が続いたことで巷には聖女など不要という空気が蔓延していた。そんなある日、ルイーゼは王子であるニックに呼び出され「キミ、聖女やめていいよ」と言い渡されてしまう。ルイーゼがその必要性を訴えても、ニックは聞く耳を持たない。ならばと、ルイーゼは一週間祈ることをやめ、聖女の力を証明しようと決意してー文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
異世界の小国王子フィル・グレスハートとして転生した俺は、他国の学校に身分を隠して入学。そこでのんびり過ごすことにした。夏季休暇でコルトフィア王国に来た俺たちは、立ち寄った村でヴィノという山羊の動物たちと出会う。気難しい性格だそうだが嬉しいことに俺に懐いてくれて、子ヴィノたちと山登りをすることになった。頂上には綺麗な湖と最高の景色。それを眺めながら美味しいお昼ご飯を食べた後、子ヴィノたちと鬼ごっこをしたのだが…のんびり生活で体がなまっていたおかげで、俺の体力はすぐに尽きた。子ヴィノたちはもっと遊んでとせがむけど…ごめん、もう限界ですっ!皆疲れただろうし、お昼寝しない…?
魔法適性が「植物」だったせいで、家から追放された元貴族の青年、アシュト。彼は父の計らいにより、未開の森、オーベルシュタインの領主として第二の人生を始めるのだった。希少種族だらけの村の村長としてのんびり暮らすアシュトの家に、一人の男性が訪れた。彼はワーウルフ族というレア種族で、自分の村に疫病が発生したため、助けてほしいのだという。薬を用意して彼らの村に急行し、迅速な対応で村民を治療したアシュトのもとに、ワーウルフ族の少年がやってくる。彼はなんと、自分を弟子にしてほしいと言いだしー!?万能魔法師の異世界開拓ファンタジー、第3弾!
会社を辞めて実家へ帰る途中、突然異世界に放り出され、しかも兎の獣人になっていた樹。来てしまったものは仕方がないが、生きていくには金が要る。か弱い兎は男娼になるしかないと言われても、好みでない相手となど真っ平御免。それに樹にはなぜか『魔力の支配』という特大チート能力が備わっていた!ならば危険なダンジョン探索で稼ぐと決めた樹は、護衛として奴隷を買うことに。選んだのは制御不可能と恐れられる「悪魔」のカイル。薄汚れた彼を連れ帰って身なりを整えたら、好みド真ん中の超絶美形!?はじめは反発していたカイルだが、樹に対してどんどん過保護になってきてー。
所作も学問も容姿も完璧だが、無表情で無感情。「人形令嬢」と揶揄されるクローディアは、王太子ジルベルトに「心がない」と婚約破棄される。必要最低限の文字数でそれを受諾した彼女は、王妃の座を狙うアイシャに諮られ処刑されるがー目を覚ますと二年前に戻っていた!?今度こそ王太子の婚約者なんかやめて平和に生きようと意気込んだものの、過保護なジルベルトがなぜか離してくれない。運命から逃げれば逃げるほど感情が動き、周囲に愛され、幸せになっていくクローディア。しかし平和も束の間、アイシャの魔の手が迫る。さらにクローディアの封印された感情に、神々を巻き込んだこの世界の秘密が隠されていることがわかり!?
幼い頃より王都から遠く離れた領地に引き込もっていた、ルアナ・ロイスナー。彼女は使用人から虐げられ、孤独な日々を送っていた。そんなある日、父から「新騎士団長を婿にとる」と突然言い渡される。政略結婚のお相手は、まさかの長年想い続けた彼らしい!結婚のため、ルアナはウキウキ気分で王都に出てきたものの、何やらとてつもなく不穏な空気が流れていた。ロイスナーの名を出せば怯えられ、屋敷は廃墟と化している。さらに、手強すぎるライバルも登場する始末…。本日もルアナは愛する人のために大奔走!しかし、そんな彼女には大きな秘密があってー!?美貌の騎士団長との爽快ラブファンタジー、開幕!
貴族の家に生まれながらも、両親に虐待され半死半生のところを伯父に助け出されたエドワード。まだ幼児の彼は、体調が回復してきた頃、うっすらとした前世の記憶を思い出し、自分のいる世界が前世で読んだ小説の世界だと理解する。しかも、その小説の中ではエドワードは将来義兄を殺し、自分も死んでしまう悪役令息。前世で義兄が推しだったエドワードは、そんな未来は嫌だ!といい子になることを決意する。そうして小説とは異なり、義兄をはじめとする周囲と良い関係を築いていくエドワードだが、彼を巡る怪しい動きがあって…?
皇国主催の祝賀会の真っ最中に、突然婚約破棄されたセリア。彼女は実は皇帝陛下の愛娘で皇族一番の魔力を持つ者として魔物の森と接する辺境地を守るため、日々過酷な討伐に参加していた。本来なら事情を知るはずの浮気者の元婚約者に自分の愛する辺境地を田舎と見下され、我慢できなくなった彼女は理路整然と反論する。その時、祝賀会の主宰者でもある皇帝陛下が現れて…!?愛する者は自分で守る、最強皇女の冒険ファンタジー!
幼い頃に火傷痕を負ったファロン家の長女は、家族から名前を呼ばれることすらなく、子爵家の令嬢にはありえない冷遇の日々を送っていた。ある時、公爵家令息アルフレッドが気まぐれに子爵邸を訪れたことがきっかけで、彼女への虐待が公爵家に伝わり、養女として保護されることに。子爵家から完全に縁を切るという意味も込めてエリザベスという新たな名前を貰った彼女は、公爵家の面々から大切に愛されることで、心身ともに回復していく。そんな矢先、エリザベスは自身の瞳が『宝石眼』であることを知る。魔力の高さを示すその瞳は亡国の王族関係者のもの、しかしエリザベスの実の家族に王族関係者はいないはずで…!?
どうも、素材採取家の神城タケルです。王都のトラブルを無事解決し、ようやくトルミ村の拠点に戻れることになった俺たち。いや〜久しぶりの我が家は最高ですな、なんてのんびりしていたところ、むむむ、穏やかならぬ知らせが舞い込んだ。-ええ?スッスが失踪!?スッスは小人族のギルド職員で、俺たちにとって仲間とも言える大切な存在。無言でいなくなるやつじゃないのに…さっそく音信が途絶えたという地に向かうと、そこは暴走神がもたらす豪雪に沈む静寂の銀世界と化していた。キンキンに冷えた異世界で、雪かき!雪遊び!神退治!?採取家は冬も休まず営業中です!
“アイテム無消費”のスキルを持つ青年セドリ。ある日彼は、所属するパーティーを追放され、迷宮の最下層に置き去りにされてしまう。戦闘能力が乏しく孤立無援のセドリだったが、偶然見つけた宝箱から魔物を召喚するアイテムを手に入れる。彼は無消費スキルによって大量召喚した魔物を護衛にして、エリアボスを撃破。数々のレアアイテムを入手したセドリは、自分を裏切ったパーティメンバーへの復讐を胸に、ダンジョン脱出を目指す!
転生したら、あれよあれよと前世の「最推し」オルシスの義弟になっていたアルバ。死亡フラグをへし折ることに成功して、妹のルーナも生まれ、順風満帆。毎日義兄を愛でる日々を謳歌するはずだった。しかし、家族で出かけたピクニックで大きな魚に襲われたり、突然不思議な映像を思い出したりなど、まだまだ平和な日々は訪れない。さらにオルシスが高等学園に入学してからはついにヒロインらしき女生徒が現れてしまう。「身体を鍛えます。兄様を姫抱っこで運べるくらいに!」波乱の日々に、アルバはそう決意するが何故か乙女ゲームのシナリオは始まらず、オルシスからアルバへの溺愛ばかり加速していきー!?転生愛され令息が、推しを愛でては愛でられる大人気ほのぼの異世界転生ファンタジー、待望の第二弾!!
転生したら、いつの間にか前世の「最推し」オルシスの義弟になっていたアルバ。死亡フラグをへし折り、大好きな家族と仲良く幸せな生活を過ごしていた。乙女ゲームのヒロインのはずだったミラとも仲良くなり、今度は最推しと楽しい合同キャンプーのはずがとんでもない魔物と出会ってしまう。どうやら、王国の危機はゲーム通り迫っているようだ。しかしそんな中、アルバに突然のプロポーズが…!?「諦めてください」「どうしてオルシスが断るんだ。私はアルバ君に訊いている」王国の危機に、プロポーズ。波乱万丈な日々の中、兄様からアルバへの溺愛だけは変わりなくー!?転生令息の愛されは、ノンストップで加速中!?大人気ほのぼの異世界転生ファンタジー、待望の第三弾!!
神の手違いが原因で不幸にも亡くなった少年は、お詫びとして加護をもらい、異世界の候爵家次男・ジョーディに転生した。周囲に愛されて育った彼は、家族旅行の途中で起きた事件をきっかけに、野生の上級魔獣達と運命の出会いを果たす。そして、彼らを家族として迎え入れるのだった。そんなジョーディを狙う、謎の男達がいた。彼らは周到に計画を練り、候爵一家を襲撃。ジョーディと魔獣達は、怪しげなリストバンドを無理やり付けられてしまう!隠れ家暮らしを余儀なくされたジョーディだが、持ち前の気ままさを発揮し、家中を探検したり、新しい歌を考えたり…細々とした生活も楽しく変えてみせる。しかし、その暮らしにも敵の魔の手が忍び寄る。リストバンドに宿る凶悪な魔法が、ジョーディを危険な罠へと誘き出すー!?
子竜を拾ったことをきっかけに、王都で白魔道師見習いとして働くことになったフロル。晴れて見習いから正式に魔道師に昇格し、これからますます頑張ろうと気合を新たにしたのだけれど、彼女の毎日は相変わらず波乱万丈!チンピラっぽい騎士に逆恨みされたり、聖剣探しの旅に同行することになったり、あげく不思議な力でまたも大人の姿になってしまったりと大忙しで!?悪人も、魔物も、愛されチートと可愛い子竜の力で一網打尽!元平民少女の、うっかりサクセスファンタジー、待望の第2弾!
日本人男性だった前世の記憶を持つアンドリムは、自身が生きているパルセミス王国が乙女ゲームの世界だと気づく。彼は前世の知識と現世で持って生まれた才を活かし、悪役である己の運命に打ち勝つとともに、ライバルでもあった騎士団長のヨルガを番とすることにも成功した。しかし、自身の一族には短命の呪いがかけられている。アンドリムはこの呪いを解く術を探しに、東にある国・ヒノエに赴こうと計画を立てていた。折良く、ヒノエから国王の娘だというシラユキ姫がパルセミス王国を訪ねる。なんでも国を脅かす八岐大蛇を討伐するために、ヨルガに力を貸してほしいとのこと。アンドリムはヨルガと共にヒノエを目指すがー!?