本書の特色は次の諸点である。栄養士を養成している大学・短大・専門学校の学生を主な対象とし、栄養士としてこれくらいは知っておいてほしいと思われる疾患を取り上げて記述した。また、これから管理栄養士国家試験を受験しようと思っている者およびすでに栄養士として働いているが、さらに新しい知識を学びたいという者のために、食事療法とは必ずしもあまり関係ないが管理栄養士国家試験によく出題される疾患および近年注目されるようになった疾患についても記述した。従来、臨床検査はそれぞれの疾患のところで、ばらばらにしかも簡単にふれられていたが、本書では臨床検査に重点をおき、主な臨床検査をすべて1章にまとめて記載し、それぞれの正常値は巻末にまとめて収録した。ただし、重要な検査項目については、本文と巻末の2か所に正常値を載せ、便宜をはかった。諸疾患を理解するうえで必要な事柄を「主な予備知識」の項目にまとめた。
今や春の季語ともなった感がある「スギ花粉症」をはじめとして、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹などのアレルギー疾患に悩み苦しむ人は著増して、今日に至っている。本書は、アレルギー診療のキーポイントを中心に48の設問をもうけ、経験を積まれた専門医の方々が答えるもの。
本書は医学や栄養学関連の領域で臨床栄養学の勉強を始めようとする短大・大学の学生のために書かれた教科書である。内容は精選して管理栄養士の国家試験を目標にしてある。また、模式図、イラストを中心に解説し、表を駆使して内容を整理した。図式では全体像を浮きぼりにし、原理を解説して興味をそそるように試みた。本文左欄外にはスペースを設け、読者がノート代わりに整理できるようにした。
本書は、気管支喘息を含むアレルギー疾患の発症や悪化に関与する因子として重要なダニなどの家庭内に存在する吸入性アレルゲンに関する現状の知見と将来の展望をまとめたものです。
生活をよりべんりにするために人類がつくりだしたものの中で、ある種類の化学物質や、電磁波など、これまで、一般の人びとには想像もできなかったものが、わたしたちのくらしや健康をむしばんでいることが、ここ何年かのあいだに、わかってきました。わたしたちのくらしをよりよくしてくれたはずの、科学技術の産物が、こんどは、わたしたち人類に深刻な害をおよぼしはじめているのです。みなさんが、みなさん自身の生命をまもるために、そして、わたしたちの子孫をまもるために、まず、これらの問題をしっかりと理解し、わたしたちになにができるのか、考えてみましょう。
本書は、気管支喘息やスギ花粉症などのアレルギー疾患症例に対して、適切な診療を行うための48のキーポイントに関する情報をQ&Aの形で提供する。
昔と今、どちらが快適かな?科学技術の発達は環境をよくしてきたが、ときには悪い環境もつくってきた。人間にとって、どんな環境が、安心で快適なのかをさぐる。小学校高学年以上。
本書はアレルギー性疾患と思われる患者さんが受診したときに必要な確診に至るための検査計画、治療計画、説明の仕方を学ぶことを目的としている。
身の回りにあふれる化学物質が、人の健康と環境にどのような影響をあたえるかを知り、これからの生活のありかたを考えます。小学校高学年〜中学生向け。
臨床検査医学のQ&A。医学生の国家試験対策に必読の書。臨床医・研修医が直面する迷いや難問をすぐに解決。
本書は、歯科医療従事者におけるアレルギー疾患の実態と原因となりうる材料などをとりあげ、発症のしくみ、対処法について平易に解説。また、知識として確実におさえておくべきアレルギー症状や患者への対応についてもわかりやすくガイドし、アレルギーへの理解を深めることを目指す。
大好評「処方がわかる医療薬理学」の2006-2007年版!「うつ病の治療薬」「てんかんの治療薬」の項目を新たに増加。計32項目。病理に対する新しい考え方や薬物療法が確立された項目を大幅加筆。処方内容を理解できる充実の1冊!薬物療法にかかわる全スタッフのための決定版。