本書では日々遭遇しながら治療に苦労するパターンを列挙し、疾患の考え方と治療法を新しい概念をもとに提示した。疾患は主にドライアイが基礎にある群、角膜上皮のステムセル障害が基礎にある群、炎症が基礎にある群、アレルギーが基礎にある群、その他の群と5つに大きくわけてアプローチ。どの項目もその日から臨床に使える情報や考え方で満ちあふれている。
薬剤師国家試験の新しい姿の象徴として、ガイドラインに示された「疾病と病態」と「薬物治療」をまとめている。まず、生体の器官のしくみについて触れ、次いで疾病の原因、病態と対応する薬物治療の順にわかりやすく解説。新ガイドラインによる変更を取り入れ、より充実した内容に。
毎日数多くのアトピー性皮膚炎の子どもたちを治療し、いつも少しでも良い方向へもっていきたいと考えている小児科開業医6名が集まってこの本を書きました。6名は、アレルギー疾患の研究・治療の中心である国立小児病院アレルギー科で、昼夜寝る間も惜しんで仕事をしてきた医師です。現在も治療の最前線にいて、常に最新・最良を目指して闘っています。そんな6名が、できる限り患者さんや保護者の方の立場から、具体的でわかりやすく、実際に役に立つ良い本を作りました。
本書の特徴は、第一線の臨床家、臨床研究者により薬学生のために書き下ろされたものであるという点にあります。各分野の代表的疾患の病態、診断から薬物治療に関する最新の、かつスタンダードな考え方と知識のエッセンスを要約していただきました。もとより広汎な臨床疾患のすべてを一冊の教科書でカバーすることは困難ですが、本書に盛り込まれた知識は、初学者である薬学生のみならず、薬局や臨床現場で活躍する薬剤師、創薬研究者、開発・学術担当者からコメディカルスタッフ、そして臨床医まで、幅広く役立つ内容になっています。
ぜんそく・花粉症・アトピー性皮膚炎などのアレルギーの病気は、原因をつきとめ、適した対処法をとれば、症状を軽くしたり発症を防ぐことができます。どうやってアレルギーの原因物質を避け、とりのぞくか、くすりをいかにうまく使って治していくか、どんなくすりを選んで使うかなど、それぞれのアレルギーの原因を考えながら、具体的に解説します。
本書はこれまでに刊行されたガイドラインを参考にしながらも、臨床経験が豊かな小児アレルギー専門医によって新たにまとめられたもの。年齢的な特徴と生活環境を総論として、外来や病棟、学校などの集団生活、医療連携を各論として掲載してある。治療法を全般的に解説しているものではなく、喘息児がどの年齢層に属しているか、その子がいる環境での具体的な対応が書いてある。
花粉症、ゼンソク、アトピー性皮膚炎、ホルモン異常、がんの増加、ダイオキシン汚染、オゾン層の破壊、酸性雨、地球温暖化…私たちに襲いかかる深刻な問題の、犯人は化学物質だった!化学物質が自然や人体を攪乱している!何が問題なのか、どうすればいいのか、『買ってはいけない』の著者が示す。
『レビューブック』と同じ章立てになっているので『レビューブック』で身につけた実力を復習するのに最適です。関連事項にもリンクし相補的な学習が可能になっています。『レビューブック』ではあまりカバーされていない在宅看護論や基礎看護学の内容を特に強化できる内容になっています。疾患のイメージをつかめる「ミニマム・エッセンス」や、視覚的に覚えるユニークなゴロで、楽しみながら学習できます。
本書は、1993年9月18日に国立環境研究所が東京大学医学部人類生態学教室と共催で行った「花粉アレルギーの成因と動向-大気汚染との関連性」と題するシンポジウムでお話いただいた演者の先生方に、講演内容を基に最新の研究成果をご紹介いただいたものである。
本書は、日本におけるアレルギー学のバイブルの役を果たしている『臨床アレルギー学』から、必須なものを、より簡略化し、まとめた本である。
本書では、アガリクスの中でも、特に有効成分「β-グルカン」の含有量がずばぬけて多く、多糖体を酵素処理分解することで消化吸収を飛躍的に高めた「超吸収アガリクス」を取り上げ、その効果を検証した。
心筋梗塞、脳梗塞に、突然あなたは襲われるかも知れない。しかし、暗視野顕微鏡で、生きた血液の血栓が発見できる!本書は、暗視野顕微鏡に関する多くの疑問・質問に答えてくれる、最良の書物である。
各領域の指導的立場にある執筆陣が、体系的な総説を新たに書き下ろし。適応から用法・用量がすぐわかる、実践的な新レイアウト。
本書は、日本アレルギー学会から出された「鼻アレルギー診療ガイドライン」に沿い、一般の内科医も耳鼻科医と同様な診療技術を持って診断・治療にあたることができるための手引き書である。
本書は、呼吸器領域の「生物学」、「病因と病態」、「診断」、「治療」の4つの分野で、毎年その時点で重要と考えられ、新たな発展が認められている話題を取り上げ、その領域のエキスパートにレビューをお願いしてきた。
年中、目や鼻がむずむずする、息がひゅうひゅう鳴る、せきが出る、湿疹が出る。こうした症状に心当たりは?家族に花粉症やぜんそくの人はいませんか?生活の仕方によって私たちは知らず知らず、こうした症状の原因を作ったり悪化させたりしていることがあります。ホコリやカビ、ペット、観葉植物、そして、殺虫剤から壁のペンキまで一見無害な家庭用品までが、こうした反応の引き金になりうるのです。ではどうすれば、自分の家と毎日の暮らしを確実にアレルゲンから守れるのでしょうか?マイホームの新築時はもちろん、今の家をもっと健康的に変えたいときも、本書がヒントになります。本書では、部屋ごと、テーマごとに問題点を探り、実際的で実行しやすい解決法と専門家のアドバイスを満載し、要点を見やすく整理しています。それぞれのアレルギー疾患を医学的に解説、症状・原因・解決法を明示します。
本書は、高等看護学院学生のための薬理学入門書である。現代の医療にふさわしい、しかも実際的な内容をおり込んでいる。第10版では、第1部に関しては、初版の精神に基づき大幅に書き直し、薬物治療において考慮すべき点を極力簡潔に記述し、薬物も現状に合わせ取捨選択。第2部では、最近の目ざましい境界領域の学問の発達を考慮に入れ、新たに「免疫治療薬」「アレルギーおよび炎症に対する薬物」「外用薬」(皮膚科・眼科領域で使われる薬物)の各章を設け、学習の便宜を図った。また、中枢神経系、抗がん薬の各章は最新の知見を加えた。
本書の内容は1〜4章の基礎編と5〜13章の展開編に分け、巻末に参考となる付表をつけた。基礎編では、すべての読者に向けて免疫学のエッセンスを解説した。その内容は、臓器細胞レベルと分子レベルの免疫系のしくみ、そうしたしくみを持つ免疫系のはたらきのダイナミズムと医学のなかでの位置づけ、についてである。一方、展開編では、アレルギー、自己免疫病、感染免疫、免疫不全症、移植、腫瘍免疫、免疫系腫瘍、免疫診断学、免疫治療学など、各領域の臨床医学に直接かかわるヒト免疫学について、やや詳細に解説している。