本書では、大学や病院また会社の研究所や研究開発部などの第一線でご活躍されている研究者の方々より、まず、第1編において、いろいろな角度から「低アレルギー食品の開発の背景およびその基礎理論と基礎技術の発展」について詳述していただき、第2編において、すでに開発したものからこれから開発予定のものまで含めて様々な「低アレルギー食品の開発とその動向」について紹介していただき、さらに、第3編において、「アレルギー性疾患別の対策とその研究開発動向」についても詳しく解説していただいた。まさに本書はこの分野に関するわが国最初の成書と呼ぶにふさわしい内容のものになっている。
本書では、まず、各種アレルギー薬の薬理効果の特徴、心血管系副作用の機構、薬物間相互作用の機構について基礎的な情報を理解。各論に移り、テルフェナジン、アステミゾール、塩酸エピナスチン、エバスチンを中心として副作用や薬物間相互作用の症例、臨床試験結果、作用機構、回避法と対処法、危険因子について詳しく解説。また、副作用や相互作用を事前に防止するための工夫に関して、特に情報提供の面から、処方せんの書き方、処方せん鑑査の方法、服薬指導法について判りやすく解説した。本書は、抗アレルギー薬の特に副作用、相互作用について、「どのようなことが起こる?、なぜ起こる?、どう防ぐ?」を中心として、医療現場で活動する医師や薬剤師の真に必要とする情報をまとめたものである。
本書ではまず疾患を取り上げ、次いでそれらを理解するための基礎知識を解説し、それらを踏まえたうえでの治療というように設定した。
本書では食物アレルギー反応の基礎免疫から臨床まで、全体像が理解できるように編集。そして、食品の立場から食物アレルギー回避のための理論的な問題点と低アレルギー食品の創製の現状をも取り上げている。
本書はアレルギーの基礎についての説明からはじまり、治療の戦略、次いで抗アレルギー剤の選択の仕方とその使用方法などについて、症例をあげて懇切に説明している。文章も平易で大変わかりやすい参考書である。
この本は、アレルギーにおけるかびに関して最新の科学的知識を集めたものです。この材料をひとつの本にまとめることによって、かびアレルギーの重要性を示し、アレルギー臨床医ばかりでなく、この分野に関心をもつ人達が現在の診断と治療に関する知見を利用できるようにし、そのことが新しい研究と知識への刺激になれば、というのが私達の希望です。
本書は、木材による健康阻害、とくにアレルギー性障害についてきわめて多数の事例をあげて説明するとともに、障害の原因となる物質について長期間にわたる文献をもとに詳細に記している。
本書は、これまでの食物アレルギーに関する知見を綜括することにより現状を把握し、これらをbaseとして将来の新たな発展のための幾つかの方向づけをすることにより、この領域における臨床と研究に寄与できればと考え、企画したものである。
本書はアレルギー性疾患と思われる患者さんが受診したときに必要な確診に至るための検査計画、治療計画、説明の仕方を学ぶことを目的としている。