何ごともなければ、戦闘機パイロットの世界ほど素晴らしい仕事はない。が、実際は苦痛と緊張の連続だ。ブラック・アウトして目が見えなくなる恐怖。航空大事故の悲惨さを目の当りにもしたし、死ぬほど辛い飛行も経験した。それでも大空が大好きだった。総飛行時間五千五百時間。三十八年間の『闘うパイロット人生』に綴られた数多くの体験が今明かされる。
戦後初めて開発された国産旅客機YS-11。零戦など数々の名機を生み出した伝説の設計者達によって作り上げられたこの旅客機は、まもなく旅客機としての生涯にピリオドを打とうとしている。本書は、多くの任務でのYSフライトを経験、YSだけで1万2000時間の飛行時間をマークしたパイロットの手記である。YSばかりでなく、たくさんのその仲間達も登場する。少々変わったパイロット経歴を持つ著者の一代記でもあり、冒険談でもある。終章には相棒YSのコクピット解説とフライト・ドキュメントが加えられ、資料的にも充実。
運転、工作、コレクション…。驚くほど精巧につくられたNゲージの楽しみはまさに無限大。さらに駅や鉄橋などの付帯施設から街や山、川など、列車が走る風景全体が楽しめる。奥深い“N”世界を堪能しよう。
夜汽車。闇の向こうに待つ明日へ向かう寝台特急は、いつでも夢を運ぶあこがれの列車だった。なかでも20系に始まるブルトレの系譜は、さまざまな伝説に彩られて光を放ち、特別な存在として、なお輝きを増している。そんなブルトレ特急の歴史といまを、詳細に解き明かしていく。
上質な海外暮らしを実現させるロングステイガイドの決定版!体験談満載!成功者が語る極楽生活の秘訣。
JALとJASの統合が終わり、日本の空はJAL、ANAの2強時代を迎えた。戦後の民間航空再開から50年。激しい競争を繰り広げてきたエアラインのあゆみを考証する。
大空へのあこがれを具現化してきた飛行機モデルは、完成モデルの登場で一大ブームを巻き起こした。価格、スケール、多彩なバリエーション。自在に選択できる豊富なカテゴリーともに、コレクターを魅了する模型世界を案内しよう。
米国テキサス州に生まれたヒューズは、一八歳で両親を失い、父親の石油関係の事業を引き継ぐことになった。事業はヒューズが引き継いでから彼の天賦の才能によって大発展を遂げ、若くして富豪の仲間入りを果した。そこから彼の四つの夢を実現するためのエネルギッシュな活動がスタートする。四つの夢、それはどれもとてつもなく大きなスケールのものであった。ひとつ、世界一の大富豪になる。ふたつ、世界一の映画人となる。三つ、世界一のプロゴルファーになる。プロゴルファーを除いてふたつの夢をヒューズはほぼ実現した。そして、もうひとつの夢、世界一の航空家になる…は生涯を通じて彼のテーマとなった。空は、古き良きアメリカの時代をバックに、破天荒な天才ヒューズが冒険とロマンを追い求める壮大な舞台となったのである。航空史に偉大な足跡を残したヒューズの、航空の側面に光をあてて、波乱のライフストーリーを描く。
大正11年、日本航空輸送研究所が設立されて日本の民間航空輸送が始まった。それから約80年。戦後の空白期を挟み日本の民間航空は急速に発展した。その歩みを支えてきた旅客機たちを1機種ずつ検証する。
流れゆく景色を眺めながら、ゆったりと食事を楽しむのは、鉄道ならではの楽しみだった。そんな食堂車も少なくなる一方だ。大切な鉄道文化のひとつを担う食堂車の大人の楽しみを味わおう。