通算12枚目となるアルバム。ジャズを基調にしていた初期と比較すると、遥か彼方の地平に行き着いた田島。数年前からニューオーリンズや沖縄民謡の要素も積極的に取り入れていた彼だが、ここではすべてが彼流に咀嚼された唯我独尊のサウンドとなっている。
好評の斎藤寿孝ハーモニカ曲集第3弾。本盤は華燭の典である結婚式にふさわしい名曲集。長く愛される婚礼向けの歌謡曲10曲と、それぞれのマイナス・ワン演奏を収めた画期的なアルバムだ。
少年の名は椎橋彬。家庭に恵まれず、唯一の趣味であるマジックだけが心の拠り所。両親に絶望した一五歳の少年は「自分が認められる世界」を夢想して家を飛び出し、東京へ向かった。“万引きGメン”の活躍を知った少年はそこで悪魔的閃きを。マジックの知識で万引きを見破ることは容易い、つまりそれは万引きそのものもー。少年は万引きGメンとして脚光を浴びる一方で防犯カメラを欺き続けた。やがて少年に捜査二課・舛城徹警部補と天才マジック少女・里見沙希の追跡が及ぶが。犯罪を起こす少年の深層心理と少年法の在り方を問うヒューマン・サスペンス感動作。
2枚同時発売されたミニ・アルバムのうちの一つ。バンドの王道とも呼べるパンキッシュな攻めナンバーから、切ない響きを持つコード・ワークも印象的なナンバーまで収録。振り幅はでかいもののクレイズらしさをそこに凝縮。ある種の潔さも感じる。
戦いのプロ、ショーン・ガレンは麻薬取締局の捜査官から仕事を依頼された。エレナという女性をコロンビアの刑務所から救出してほしいというのだ。エレナは以前はコロンビアの反政府ゲリラの一員で、コロンビアの麻薬王チャベスをアメリカにおびき寄せるための切り札を握っていた。驚いたことに彼女は自力で刑務所から脱走し、ガレンと合流、やがて無事アメリカに入国した。ともに孤独で強靱な戦士であるふたりは、心ならずも相手に惹かれていく。だが、エレナを追うチャベスとの凄絶な死闘は、まだ始まったばかりだった…。
王立魔法学院の生徒であるルナは、奉仕活動で訪れたお城で伯爵家令嬢ミリアムと出会い、驚愕する。なんとミリアムは、ルナの親友のカーマインにそっくりだったのだ。後日、約束どおりカーマインを連れて城を訪れたルナ達が見たものはー!?“恋愛成就のおまじない”が原因で巻き起こる大騒動。ルナ達はミリアムの恋を成就させてあげることができるのか!?『マジキュー』で好評連載中の『ワールズ・エンド』待望の小説第二弾登場。
スウェーデン産ハード・ロック・アクトが放つ2年ぶりの3作目。彼らならではの叙情メロと清涼なハーモニーは不変だが、今回はミドル・テンポでぐいぐい突き進むロック的編曲が印象的だ。ハイ・トーン・ヴォイスが強烈なビート感に馴染み、新たな魅力が引き出されている。